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東京・港区の地下鉄 白金高輪駅で男性が硫酸をかけられ重傷を負った事件。容疑者の男が送検された。

【画像】「あまり自分を出したがらない」知人が語る大学時代の花森容疑者

立ち話の際「態度が悪かった」と被害者へ不満

花森弘卓容疑者(25)は、琉球大学での後輩の男性(22)の顔面に硫酸をかけ重傷を負わせた疑いで8月30日朝、送検された。

犯行の際に負ったとみられるやけどが左まぶたに見られ、両手には包帯が巻かれていた。

花森容疑者は、なぜこのような危険な犯行に及んだのか?

被害者の男性は7月下旬、仕事帰りに六本木を歩いていたところ花森容疑者と遭遇。花森容疑者は、タクシーで一緒に白金高輪駅まで男性に付いて行き、駅近くの公園で立ち話をしたという。

その際、男性は花森容疑者から「『(大学時代)態度が悪かった』と言われた」と説明している。

大学時代は“ミステリアスなタイプ”

大学時代の花森容疑者の知人は、その人柄について…

花森容疑者の知人:
あんまり自分のことを出したがらない、ミステリアスなタイプだったので、全く学科で友達みたいなのはなかった。

そんな花森容疑者は以前、被害男性と同じ琉球大学で映画研究会のサークルに所属。

サークルでは同期だったが、花森容疑者は男性より年齢が2つ上で、学年は1つ上という“先輩と後輩”の関係。

男性は大学時代に「おい、花森」と呼ぶと「花森さんだろう」と注意されたことがあるなどと話している。

後輩からの呼び捨てが、犯行のきっかけの一つになったのだろうか。

犯行後、その日のうちに沖縄へ

大学生(男性):
僕自身が留年してるので。相手からしたら、留年してるってことが分からない。そのときにタメ口で話されるとイラッとすることもあります。

大学生(女性):
いじられキャラの人が、下の学年の人からバカにされてることはたまにあります。

大学生(男性):
口で文句を言うのは良いと思うんですけど、硫酸をかけたり暴力をふるったりするのは、ちょっと違うんじゃないのかなと思います。

後輩からの呼び捨てに対する不快感の一方で、危険な犯行のきっかけとしては違和感を抱く人も…。

8月24日、男性と同じ電車に乗り、午後9時ごろ白金高輪駅で硫酸をかけた花森容疑者。そして犯行後は、その日のうちに品川駅から静岡市内の自宅へ帰宅している。

その後、中部国際空港から沖縄へ渡り、バイトを通じて知り合った友人宅に身を寄せていた。

花森容疑者は調べに対し「今は話したくありません」と語っていて、警視庁は花森容疑者が男性に一方的に恨みを持ち、計画的に犯行に及んだ可能性があるとみて調べている。

(「イット!」8月30日放送分より)