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新しいお取引先からお話があって、取り扱いできることになりました。PEAK LED SOLUTIONS。いやあ、懐かしいですね!ゆうに5年ぶりの入荷じゃないかと。今回は単四電池×1本のEIGERです。読み方はアイガー。PEAK(頂上)ですので、世界の著名な山からシリーズ名をとっています。

PEAK LED SOLUTIONSは、アメリカの懐中電灯メーカー。といってもほぼファミリー規模の生産のようです。最新の電子機器を搭載するような方向性ではないものの、質実剛健なつくりで安心感があります。特注の関係でメーカーの担当者と直接やり取りもしましたが、日本でも人気があったことを伝えると非常にうれしそうでした。

今回あつかうEIGERは小型のキーライトですが、極小サイズの中国ブランドと比較すると、やや大柄で肉厚。素材の重厚感もあって、実用一辺倒というよりは少しロマン含みでしょうか。アルミモデルもあり、それなりに軽量なのですが、やはり中華系の極小クラスとは比較になりません。電子的にも高度なものではなく、最低限という感じです。だが、それがいい。多少の不便さを甘受してスタイルを楽しむには最適ですし、よほど欲張らなければ十分な性能を持っています。

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当初、ノーマルモデルをお試しで発注するつもりが、とんとん拍子に話が進み、特注アイテムが先行することになりました。選択した素材は通常バリエーションの真鍮と、限定バージョンの銅。同じプライスをつけるメーカーも多いのですが、かなりの価格差があります。当店のは特注品なのでさらに・・・。

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つやつやの金属素材を丁寧にチェッカリングしたボディ。残るツールマークが魅力となっています。
握っても痛くない程よい粗さで、触り心地は良好。やがて少しづつ角を失ってなめらかな古びたボディになるのが楽しみです。そんな、やがて変化してしまうボディに、今最高の高演色LEDを載せてしまおう、というのが今回の狙いです★

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EIGER アイガーのテール形状は3種類あります(というか、EIGER以外の機種も基本的には3パターンのようです)。ポケット、ラグ、キーチェイン。

ポケットはテールがフラットに切り落とされた最もシンプルなバリエーション。
潔くて素敵で最も小型ですが、キーライトとしては実用性が薄いかもしれません。

ラグは、ポケットのテール部分に固定式のキーリングホールがあるモデル。過去の販売履歴を見ると、最も主力となる形状のようです。
キーチェインは、キーリング部分が取り外し可能。その分全長が長くなっているのですが・・・。

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3種類の中では唯一、メカニカルスイッチへの換装が可能。このスイッチはクリックスイッチですらなく、押している間だけ点灯するモメンタリスイッチ。
今回入荷しているQTCモデルとはあまり相性が良くなく、指の圧力を感知して明るさが変わってしまうため、かなり強めに押してキープする必要があります。うーーん。いずれシングルモードモデルを取得予定なので、どうしても、という方はスイッチだけキープしてお待ちいただくのがよいかと思います。
実用性・・・?それなんでしたっけ??的な、どちらかというとノスタルジックで大人なアイテムです。

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今回、シングルモードを依頼したつのですが、全機種QTCで入ってきてしまいました。QTCはヘッドを閉めこんだ時に発生する圧力に応じて、通電量が変化する特殊な半導体を用いた調光方法。電子回路がないため信頼性は高いのですが・・・、動作に対する追随が正確とは言えません。微妙な調光には不向きです。特に微光にしようとすると大変ですので、おおらかな目で見てあげていただきたいと思います。

ま、きゅっと絞って点灯、「あ、ちょっと明るいやこんなには要らないなぁ」とちょっと戻す、くらいであれば軽快に動きます。となると調光というよりは節電機能かもしれません(言い過ぎ)。なお、老婆心ですが、QTCが気になって取り出そうとするとかなりの確率で破損しますので、お試しにならないようあらかじめご案内申し上げます。

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PEAKが展開するボディは4種類。アルミHA、ステンレス、真鍮、銅。今回は真鍮と銅のみ。
手の内を先に明かしますと、次はステンレスで同じ特注をかける予定ですので、各バリエーションを効率よく集めたい方はご参考まで。計算に入れていただけると幸いです。

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今回は3種類のLEDで特注しました。いつものSST-20 2700K、4000K。そして意外なXP-G2 6000K 90CRI。高色温度&高演色はLED自体は少なくはないのですが、流通の問題で中国系企業が苦手にしていたりして、実装されたモデルは少ないように感じます。

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もう少し色分解するかと思いましたが、XP-G2は小型の光学系でもきれいなことが多いですね。SST-20の2700K/4000Kも、美しい配光に仕上がっていますよ。

ひとつ心配な点がありまして、EIGERはかなりアナログな操作方法なので、締め込みが緩いだけでちらつきが出ます。ましてやQTC・・・。
逆に、精一杯締めこめば、電池が凹むまで締めこむこともできてしまいます。ましてやQTC・・・。
どうか、程よい加減で扱ってやってくださいね。

「EIGER」
・銅・真鍮・ステンレス
・2700K・4000K・6000K
・ラグ・キーチェイン
・QTC/シングルモード ←予定外にNEW!

このバリエーションだけで36種類もあるのか・・・(恐)。もっと言うと光学系も2種類あるんですが、特注系に関してはNARROWで行きたいと思います。
そのほうが古典的な感じがしますし、小型のコリではそう集光もできないですしね。

36種類、ないし72種類のEIGERをコンプリート出来る気はしませんが、気になるバリエーションがありましたら気長にご期待くださいませ。ほかの機種も徐々に充実できればと思っていますよ。