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米疾病予防センター (CDC) は 10 月 26 日、米国で散発的に発生していた類鼻疽の感染源がエッセンシャルオイル入りのアロマテラピールームスプレーだったと発表した (プレスリリースArs Technica の記事)。

類鼻疽 (Melioidosis) は熱帯・亜熱帯地域の土壌や水に分布する類鼻疽菌 (Burkholderia pseudomallei) に感染することで引き起こされるが、これまで米国の症例は海外での感染者に限られていた。しかし、今年 3 月に報告された症例をはじめとする計 4 件の症例 (2 名死亡) では、患者本人・家族ともに最近は米国本土から出ていなかった。

CDC によれば、感染源となったのは Walmart で販売された Better Homes & Gardens のルームスプレー Lavender & Chamomile with Gemstones (インド製)だったという。CDC ではこのスプレー製品に類鼻疽菌が含まれていることを 10 月 22 日までに確認しており、Walmart がリコールを実施していた。リコールは Lavender & Chamomile を含めて 6つの香りの製品が対象で、合計 3,900 本だという。

その後、製品に含まれる類鼻疽菌が 4 件の症例で患者が感染した類鼻疽菌と同一のものであることが DNA フィンガープリントにより確認されたとのことだ。

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