東京オリンピックは7月30日で、8日目が終わった。
そんな中、メダルラッシュを目指す柔道では、30日も金メダリストが誕生した。
女子78キロ超級、素根輝選手(21)が初出場で栄冠。
両親からは「世界で輝く人になってほしい」という願いが込められた、「輝」という名前。
世界の頂に立つための最後の相手は、ロンドンオリンピック・金メダリストのI.オルティス選手。
しかし、両者決め手を欠き、延長戦へ突入した。
先にポイントを取った方が勝ちとなる延長戦だが、ここでも、なかなか技を出せない両者に指導が出された。
しかし、ここで素根選手が攻勢に。
積極的に攻める素根選手を前に、オルティス選手はその後も指導を重ね、3つ目の指導が入る。
オリンピック初出場の素根選手が、この階級では2004年アテネオリンピックの塚田真希さん以来の金メダルを獲得した。
ーー表彰式いかがでしたか?
素根輝選手「言葉にできないですけど、信じられないです、今でも。いろいろな人の顔が浮かんできて、頑張ってきてよかった」
一方、男子100キロ超級の3位決定戦に臨んだのは、リオオリンピックの銀メダリスト・原沢久喜選手(29)。
その相手は、くしくもリオの決勝で敗れたフランスのT.リネール選手。
その圧倒的なパワーの前に、苦しい戦いをしいられる。
試合は延長戦にもつれ込むが、最後は指導3つで反則負け。
2大会連続のメダル獲得とはならなかった。
ーー戦いを振り返って
原沢久喜選手「優勝するという気持ちを持って戦いに挑んだんですけど、実力的なものなのか、自分の気持ちが足りなかったのか、とにかく悔しいです」