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菅首相は、衆議院選挙に先立ち、近く、自民党の二階幹事長を交代させる党役員人事を行う方針を固め、内閣改造についても検討に入った。

衆院選について、10月5日公示、17日投開票の日程で検討が進められる中、菅首相は、9月17日告示の総裁選を前に、党役員の刷新に踏み切り、あわせて内閣改造についても検討に入った。

こうした中、党内最大派閥の細田派は、東京都内で幹部会合を開き、総裁選への対応について、若手など所属議員の意見を聞いたうえで、判断することを確認した。

一方、総裁選への出馬表明会見で、若手の積極登用など、党の改革案を打ち出した岸田前政調会長は31日午後、自身の派閥所属議員らと今後の対応を協議した。

岸田前政調会長「自民党が権力集中等をしっかり防いで、国民の信頼をしっかり回復するために、(党の)改革を申し上げたので、私の主張は全く変わらない」

さらに、岸田氏は、「総裁選を堂々とすべきだ」と強調し、衆院選後への総裁選先送り論をけん制した。