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 国軍が実権を握ったミャンマーで、反軍運動に参加してきた国民の間で経済政策などをめぐって民主派への認識を改める動きが広がっている。2月1日のクーデター以降、アウン・サン・スー・チー氏率いる国民民主連盟(NLD)の幹部は地下に潜って一度も姿を現さない。拘束されているスー・チー氏も実効力のあるメッセージを発しておらず、混沌(こんとん)としているためだ。食糧や日常品の入手にも事欠く経済状況に、国民のいらだちと不満は増すばかりだ。