切羽前方地山の弾性波速度と比抵抗を一度に測れる技術を開発、戸田建設

戸田建設は切羽(きりは)前方にある地山の物理的特性を容易に測れる調査技術「DRiログ」を開発した。DRiログは、切羽から削孔検層(DRISS)などで設けた水平孔に、センサーを内蔵した測定管を挿入することで、地山の代表的物性値である弾性波速度と比抵抗分布を測れ、トンネル施工に重要なデータを一度に取得することができる。今後、同社は、破砕帯など地質条件の悪い地山のトンネル掘削にDRiログを適用して、トンネル掘削の安全性を向上させ合理的なトンネル施工を実現する。…

コロナ対策や生産性向上を実現するビル向けソリューション、ジョンソンコントロールズ

ジョンソンコントロールズは、新型コロナウイルス感染症や働き方と環境意識の変化により変わったビルシステムのニーズを踏まえて、BASなどの運用技術とインフォメーションテクノロジーを組み合わせられるプラットフォーム「Open Blue」を開発した。…

群馬・吾妻郡がパナソニックと実現した低コストの“防災対策リニューアル”、現地見学会レポート

世界的な気候変動の影響により、このところ日本各地で、豪雨や台風による自然災害が頻発している。そのため、避難所の拡充などの防災対策には、各自治体でも重点施策の一つと目されている。一方でメーカーサイドでもソリューション開発には余念が無く、とくにパナソニックでは、パナソニック ライフソリューションズ社を中心に太陽光パネルと蓄電池、LPガスを組み合わせ、非常時でも効率的にエネルギーを提供できるシステムを地方自治体向けに提案している。その一例として、群馬県吾妻郡での公共施設リニューアルの実例を現地レポートとし…

GPSの位置情報が届かない坑内で無人建機を自動運転する技術を開発、大成建設

大成建設は、SLAMを活用した位置情報取得技術「T-iDraw Map」を開発し、国交省国土技術政策総合研究所に設置された実大トンネル実験施設と国内の道路トンネル建設現場で、T-iDraw Mapを用いて建設機械の自動運転に関する実証を行った。実証の結果、GPSなどの位置情報を取得することが難しいトンネル坑内でも、無人建設機械の自動運転が実現した。…

階段利用を促しオフィスワーカーの健康行動をサポートするスマートビルのアプリ、鹿島が実証

鹿島建設とOKIは、オフィスビルで階段利用を促す専用アプリを用いた行動変容サービスの実証実験を行った。実験の結果、アプリ使用後に階段利用者が約40%増加するなど、効果が確認された。今後、新しいワークスタイルに順応した建物環境や働き方を支援するツールとして、スマートビルの提案に行動変容サービスを盛り込み、建物の付加価値向上につなげていく。…