「確定拠出年金」の利回り 初めて「確定給付年金」を上回る7月27日 4時05分

企業が運用する年金のうち従業員自身が運用商品を選ぶ「確定拠出年金」の利回りが昨年度、企業が運用に責任を負う「確定給付年金」を初めて上回りました。株価の値上がり傾向が背景にあるとみられます。
大手格付け会社の格付投資情報センターによりますと、企業が公的年金に上乗せして従業員に支給する年金のうち、企業に勤める従業員が運用する商品を選ぶ「確定拠出年金」の運用利回りは昨年度、平均で13.94%でした。 これに対して、企業が運用する「確定給付年金」の利回りは、平均で12.96%でした。 確定拠出の運用利回りが確定給付を上回るのは2014年度に集計を始めてから初めてだという…

香港の日系企業 半数以上 香港国家安全維持法に懸念 JETRO調査7月27日 1時23分

香港で活動する日系企業を対象にした調査で、施行から1年がたった反政府的な動きを取り締まる香港国家安全維持法について半数以上の企業が懸念を抱いていることが分かりました。
JETRO=日本貿易振興機構の香港事務所などは、今月2日から9日まで香港で活動する日本企業や日本人が経営する飲食店などを対象にビジネス環境についてのアンケートを行い、280社から回答を得ました。 それによりますと、去年6月に施行された香港国家安全維持法について、57%の企業が「大いに懸念している」または「懸念している」と回答しました。 理由について複数回答で尋ねたところ「情報に制限がかかるおそれが…

北京パラリンピック スキー日本代表に村岡桃佳など12人内定7月27日 1時10分

来年行われる北京パラリンピックのスキー日本代表に、アルペンの村岡桃佳選手やノルディックの新田佳浩選手など12人が内定しました。
日本障害者スキー連盟は、昨シーズンのワールドカップやアジアカップといった国際大会での成績を考慮して、男女合わせて12人の選手を来年の北京パラリンピックの日本代表に内定したと発表しました。 このうちアルペンスキーでは、前回のピョンチャン大会で金メダルを含む5つのメダルを獲得した村岡選手や、これまでにパラリンピックで合わせて5つのメダルを取っている男子の森井大輝選手など7人が選ばれました。 村岡選手は、来月開幕する東京パラリンピックにも陸上…

台風8号 きょう東北や関東甲信に接近 上陸のおそれ 大雨に警戒7月27日 1時00分

台風8号が接近していることから、JR東日本は、山形新幹線と在来線の各線で、27日の夜の時間帯を中心に運転を見合わせることを決めました。 それによりますと、山形新幹線の「つばさ」は、27日午後5時台に東京と山形をそれぞれ出発する列車から最終までの、合わせて8本の新幹線について、すべての区間か一部区間で運転を見合わせることにしています。 このうち、すべての区間で運転を見合わせるのは、 ▽上り線が午後5時5分に山形駅を出発する「つばさ154号」と、午後5時12分に新庄駅を出発する「つばさ156号」。 ▽下り線が午後7時16分に東京駅を出発する「つばさ157号」と、午後8時44分に東京駅を出…

オリンピック 水谷・伊藤ぺア 卓球で初の金メダル7月27日 0時50分

変幻自在なプレーで果敢に攻める伊藤選手と経験豊富でどんなボールにも対応できる安定感のある水谷選手は抜群のコンビネーションを誇ります。 初めてペアを組んで出場したのはおととし7月の国際大会で、それ以降、世界の舞台で優勝や準優勝など安定した成績を残し、世界ランキング2位で東京オリンピックを迎えました。 今大会はドイツのペアと対戦した準々決勝でフルゲームにもつれ、最終の第7ゲームは6対10とマッチポイントを握られる絶体絶命のピンチに追い込まれましたが、土壇場で経験豊富な水谷選手が冷静なプレーや声かけで伊藤選手を鼓舞し、驚異の粘りで逆転勝ちをおさめました。 続く準決勝では、伊藤選手が男子選手…

オリンピック フィリピン初の「金」逃すも 笑顔絶やさず7月27日 0時39分

東京オリンピックの新競技、スケートボードの女子ストリートでは、フィリピンとして夏の大会初の金メダルが期待されていました。
26日行われたスケートボード女子ストリートに出場したマージェリン アルダ・ディダル選手はフィリピンのセブ島出身の22歳です。 オリンピックの公式サイトによりますと、家庭は貧しく、12歳のときに路上で始めたスケートボードの楽しさは、生活などの問題を忘れさせてくれたということです。 そして、上達したディダル選手は大会の賞金などで家計を支えるようになり、新たに競技に採用された東京オリンピックで、フィリピンとして夏の大会初の金メダルが期待されていまし…

オリンピック アーチェリー男子団体で銅 ピタリとはまった作戦7月26日 23時53分

銅メダルをかけたオランダ戦のシュートオフ。最後の1射に臨む武藤選手の頭に嫌な光景が一瞬浮かびました。 「韓国戦の敗戦が若干頭の中にあった」 この試合のおよそ1時間前、シュートオフにもつれ込んだ準決勝の韓国戦で最後に放った武藤選手の矢は9点部分へ。 10点を出していれば大金星を挙げられただけに悔しさの残る敗戦となりました。 そして迎えたオランダ戦、10点を出すだけではなく、オランダの選手がマークした10点部分よりも内側に入れなくてはいけないという極限のプレッシャーがかかる状況に追い込まれました。 このとき、そのプレッシャーを察した古川選手は武藤選手に声を掛けました。 「武藤ならでき…