認知症新薬の「エーザイ」株価下落!承認先送りで安堵した面々とは? – 医薬経済ONLINE

2021年12月24日、エーザイの株価は下落し、年初来安値を更新した。6月22日の年初来高値1万2765円から半年間で半値となった。その理由は周知のとおり、日米欧で物議を醸した米バイオジェン/エーザイのアルツハイマー病(AD)治療薬「アデュヘルム」(一般名=アデュカヌマブ)に厳しい判断が突き付けられたからだ。12月22日に厚生労働省が緊急開催した薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会は承認を見送った。継続審議扱いのようだが、承認への道は困難を極めるだろう。…

日医工とメディパルが資本業務提携、単なる「救済」ではないこれだけの理由 – 医薬経済ONLINE

品質不正問題で体制改善が急務の大手ジェネリック(後発)医薬品メーカー「日医工」と医薬品卸大手の「メディパルホールディングス」が8月、安定的で効率的なジェネリック医薬品の供給体制の構築を目的とし、資本業務提携を締結したと発表した。増資の結果、メディパルは持株比率9.90%の筆頭株主となる。小林化工、長生堂製薬でも品質不正が発覚し「ジェネリック医薬品製造の管理はメーカーだけで行うのは難しいかもしれない」という認識が広まる。その意味で両社の提携はモデルケースになるかもしれない。…

「フリーランス薬剤師」登録500人突破!紹介サービス業者が語る活況の裏事情 – 医薬経済ONLINE

薬剤師に特化した人材紹介会社「MEDIKLECT(メディクレクト)」が展開する、フリーランスの薬剤師を紹介するサービス「きょうりょく薬剤師」の登録者数がスタートして1年で500人を突破した。本格的なフリーランス薬剤師紹介業は日本初。すでに各地の薬局でフリーランスの薬剤師が活躍しているという。…

「小野薬品vsノーベル賞・本庶氏」泥沼訴訟は最終盤!問われた社長の資質 – 医薬経済ONLINE

がん免疫治療薬「オプジーボ」の特許使用料などをめぐり、本庶佑氏が小野薬品工業に約262億円を求めた裁判は最終盤。9月上旬に本庶氏と相良暁社長が出廷し、両氏に尋問が行われた。若手研究者のためを思うノーベル賞受賞者と強欲な製薬企業という対立構図が描かれ、相良氏は社長としての資質まで問われる展開となっている。…

「ワクチン長者」ファイザー、喫煙を断つ医薬品から発がん性物質の皮肉 – 医薬経済ONLINE

いまや“ワクチン長者”の米ファイザー。同社は6月、医療関係者向けに禁煙補助薬「チャンピックス錠」の出荷を一時的に停止する案内を開始した。米国本社が発がん性物質「ニトロソアミン」の評価を行ったところ、他国に出荷された同薬の特定ロットで、主成分であるバレニクリン由来のニトロソアミンが検出されたからだ。禁煙治療への影響は計り知れない。…

武田薬品の新薬開発、証券アナリストが分析する「評価が上がらない」理由 – 医薬経済ONLINE

製薬会社の「生命線」である新薬開発パイプライン。武田薬品工業の現在の研究開発トップが就任してから20年度までの6年間に使った研究開発費は累計2兆2900億円に達する。その研究開発投資に見合うだけの大型品は、まだパイプラインに見当たらない。会社側の強気の見方に対して、一向に市場の評価は高まらない。…

医薬品販売にこだわる「ローソン」に、規制一部見直しの追い風 – 医薬経済ONLINE

コンビニエンスストアは次々と取り扱いサービスを拡大してきたが、どうしても埋められない穴が医薬品だった。だがコンビニの大衆(OTC)薬参入を阻んできた規制が、8月から一部見直されることになった。OTC薬を手に入れて、コンビニはいったい何を目指すのか。…

不祥事続く後発医薬品業界!日医工、沢井、東和、ケミファの財務健全性は? – 医薬経済ONLINE

後発(ジェネリック)医薬品業界は嵐の真っ只中に放られている。嵐とはすなわち相次ぐ不祥事や薬価引き下げだ。各社はこの嵐に耐えられるのか。財務の観点から、上場する大手・中堅4社(日医工、沢井製薬、東和薬品、日本ケミファ)を分析した。…

三菱ケミカルHDに外国人社長就任で、田辺三菱製薬に待ち受ける洗礼 – 医薬経済ONLINE

田辺三菱製薬が三菱ケミカルホールディングスの完全子会社となってから、1年半近くが経過した。同社の企業価値向上のためには、三菱ケミカルHDの全面的な庇護を受ける以外の選択肢が「本取引よりも有効であるとは考えられない」と結論付けての嫁入りであった。が、待ち受けるのは4月にホールディングストップに就任した外国人社長による洗礼だろう。…