【エネルギー危機】無責任な「脱炭素」にしっぺ返し 光熱費の急上昇が企業収益・家計を圧迫 すでに世帯あたり「毎年6万円」負担、さらなる“炭素税”計画も

 エネルギー価格の高騰が、企業収益や家計を圧迫している。電気・ガス料金は来年1月から値上げする見通しであるうえ、レギュラーガソリンは年初に比べて2割超も上昇した。原油や液化天然ガス(LNG)の世界的高騰に加え、円安ドル高の影響も大きい。岸田文雄政権は19日に決定した追加経済対策に、ガソリンなどの価格が一定水準を超えた場合、石油元売り業者に補助金を出す支援策を盛り込んだが、店頭価格が下がる保証はない。背景にある「脱炭素」の悪影響と、「官製エネルギー危機」とは。キヤノングローバル戦略研究所研究主幹の杉山…

長澤まさみ「足の裏まで披露」話題の舞台休演日に向かった場所

 11月1日に開幕した舞台『THE BEE』に出演中の長澤まさみ(34才)。筒井康隆原作の短編をもとに、人気劇作家の野田秀樹(65才)が演出を手がける。ごく平凡な会社員が暴力と報復の連鎖の世界へと堕ちていくという内容で、人間の心に潜む闇を描く。今回が9年ぶり3回目の上演となるが、キャストを一新。長澤のほか、阿部サダヲ(51才)、川平慈英(59才)らが好演を見せる。中でも、やはり注目されているのが長澤の体を張った演技だ。…

無事放送できるか…紅白に漂う“不穏な空気” まさかの「放送禁止コール」に、しゃべり暴走の出場者でNHKヒヤヒヤ

 今年大みそかの『第72回紅白歌合戦』の出場者も発表され、いよいよ年の瀬が近づいてきた。ただ、その大みそかの大イベントに不穏な空気が漂っている。分厚い台本で進行する生放送は、果たしてトラブルなく無事終えることができるか。…

【日本の解き方】国会議員の「歳費特権」問題浮上 衆院選受け動き出した立法府、まずはわが身をきれいにする法律制定で「隗より始めよ」

 国会議員1人当たり月々100万円が支払われる「文書通信交通滞在費」が話題だ。ほかにも「議員特権」と呼ばれるものがあるが、透明性を保つうえでどのような仕組みにすることが望ましいのか。…

【新書のきゅうしょ】広告が脚光を浴びた時代を振り返る 土屋耕一著「コピーライターの発想」(講談社現代新書、1984年)

 1980年代は広告が脚光を浴びた時代だった。西武百貨店の「不思議、大好き。」や、サントリーローヤルの「ランボオ あんな男、ちょっといない。」など商品でなく、イメージを重視する表現がもてはやされた。コピーライターの糸井重里がNHKで若者向け番組「YOU」の司会をしたり、CMディレクターの川崎徹が「天才・たけしの元気が出るTV!!」にレギュラー出演したりしていたのも思い出す。広告から文化を論じる雑誌「広告批評」も注目を集めた。…

【京都を歩く「ミュジコフィリア」のいる風景】無鄰菴、泉涌寺…『ミュジコフィリア』で史上初の貴重な映画撮影

 さそうあきらの『ミュジコフィリア』の原作コミックでは、無鄰菴(むりんあん、京都市左京区)の庭のせせらぎを音楽として聴くシーンがある。山縣有朋の別邸だった無鄰菴の庭は近代最高の庭師の1人、七代目小川治兵衛によるもの。琵琶湖疏水を取り込み、東山を借景に季節の木々や岩を配してハーモニーを作る。庭づくりは作曲に似ているというわけだ。…

【桂春蝶の蝶々発止。】新庄監督就任に「イラッ」清原さん流ジョーク 落語会で流行、心が激しく揺れてしまう「ゆら一族」

 最近、落語界で流行りつつある言葉があります。「ゆら一族」という言葉で、「あの人は『ゆら一族』だから、何かと大変だ」などと使います。ゆら一族の「ゆら」とは、「揺らされている」という意味です。…