イラク情勢(テロへの復帰?)

イラクではようやく新議会議長の選出までこぎつけましたが、これがクルド間の対立激化を招き、さらに親イラン系民兵がテロに訴える等、アラブメディアはイラクの政争は議会内での対立抗争から、武力による構想へと発展しつつあるとの記事を書いています。今後どうなりますか…

イラク政局(風刺画)

先ほどはイラク政局に関するアラビア語メディアの報道をお伝えしましたが、これはその風刺画です。目の前に落ちたミサイルに驚き慌てている男にはイラクの将来と書いてあり、ミサイルには民兵のミサイルと書いてあります。イランという大国で隣国に対する介入を平気で行う国…

イラン核協議

現在の米政権にとって中東での最大の外交案件はイラン核協議でしょうが、この問題を巡りバイデン政権に対する米国内やイスラル等からの圧力が厳しくなりつつある模様です。なお、最近イランやロシア筋から、協議が進展しているとの楽観的見方が流されていますが、どうもこれ…

固体ロケット燃料の実験成功(イラン)

昨年末にイランは人工衛星を打ち上げることには成功したが、それらの衛星を軌道に乗せることには失敗したらしいとの報道をお伝えしましたが、al sharq al awsat net は革命防衛隊ロケット軍司令官が、イランは13日ミサイル用の個体燃料の燃焼実験に成功したと発表したと報…

シリアとイラン

シリアは中東におけるイランの最大の同盟国となっていますが(何しろアサド政権の存続はイランやヒズボラー等の支援によるところが大きい)そのシリアで最近イランの影が薄れ、アサドの方、また一部のアラブ諸国もシリアのアラブへの復帰を画策しているようですが(最大の兆…

米国の対イラン警告

最近スレイマーニ前コドス部隊司令官暗殺2周年ということでか、イラクやシリアで米軍等に対する親イラン民兵等の攻撃が増加していることが気になりますが、al sharq al awsat net は米安全保障補佐官が、イランに対して、如何なる米人であれ、米国の権益や米国人を害する行…

サドル派幹部の暗殺(イラク)

イラクでは本日審議会の第1回会合が行われるはずで、シーア派、特に親イラン民兵系勢力の動向が注目されますが、al sharq al awsat netは、その前日の8日マイサーン県でサドル派の幹部が暗殺されたと報じています。それによるとサドル派幹部の遺体が発見され、遺体には銃撃…

紅海の海賊行為は革命防衛隊の企画?

イエメン内戦に関連し、このところ紅海における事件も増えているが、al sharq al awsat net はこれらの海賊行為は革命防衛隊がホデイダで計画し指揮したものとのアラブ連合軍報道官の8日の、記者会見での発言を伝えています。それによると、hothy軍の海賊行為(列挙されてい…

革命防衛隊海軍司令官の警告

このところイランを巡りきな臭い話が増えていますが、al jazeera netは、イランの革命防衛隊海軍司令官が、イランはホルムズ海峡を封鎖する能力を有していると警告したと報じています。もっとも同司令官はイランは現在はホルムズ海峡の自由航行を守る政策だが、、必要に迫ら…

スレイマーニ像の放火(イラン)

コドス部隊の前司令官スレイマーニの没後2周年を記念して、親イラン民兵等はイラク等の各地で米軍駐留地等に対するロケット攻撃を行っていますが、今度はそのおひざ元のイランで、彼の像が放火された模様です。al sharq al awsat netは、イランの南西部のshahar kurdで5日…