バナナは世界中で最も消費されている果物ですが、現在危機的な状況にあります。
オーストラリア・クイーンズランド大学(UQ)の園芸科学センターに所属するジェーン・レイ氏ら研究チームが、治療法の見つかっていない「バナナを殺す病」が東南アジアで拡大していると報告しました。
既に、主流のキャベンディッシュ種を含む18種類のバナナが影響を受けており、早急な対処が必要になっています。
研究の詳細は、11月9日付の学術誌『Plant Disease』に掲載されました。
目次 「バナナを殺す病」が広がる東南アジアで拡大し続けるバナナの病で、「安くて美味しいバナナ」の危機 「バナナを殺す病」が広がる 現在、バナナを殺す…
参考文献
Arriving in mainland Malaysia, banana Blood disease now poised to spread throughout Southeast Asia
https://phys.org/news/2021-12-mainland-malaysia-banana-blood-disease.html
元論文
Geographic Expansion of Banana Blood Disease in Southeast Asia
https://apsjournals.apsnet.org/doi/10.1094/PDIS-01-21-0149-RE