いびきを検出し、睡眠の詳細をモニタリングするスマートウォッチ『OPPO Watch Free』が快適過ぎた – 電撃オンライン

 OPPOの新型スマートウォッチ『OPPO Watch Free』が、12月10日から発売を開始しました。  これは睡眠モニタリング機能を備えた製品で、心拍数やレム睡眠、血中酸素レベル、そしていびきを検出します。大きないびきは周囲の人のみならず、本人の眠りにも悪影響を与えてしまいます。『OPPO Watch Free』はそれを測定し、理想的な睡眠が取れているかを判断します。  今回は筆者の手元に届いた製品を試してみたいと思います。 よりユニセックスなデザインに  1.64インチの長方形ディスプレイを持つ『OPPO Watch Free』。見た目は非常にスタイリッシュで、スポーティな印象を受けます。  4月に筆者がレビュー記事を書いた『OPPO Band Style』は、もっと細身のスマートウォッチでした。この時、筆者は文中に「実際に『OPPO Band Style』を装着してみると、デザイン面では賛否両論起こるかも……というのが正直な感想です」と書きましたが、それはこの製品が華奢な印象のデザインだから。しかし此度発売される『OPPO Watch Free』は、それよりも骨太のデザイン設計に仕上がっています。よりユニセックスな印象になっている、と書いて間違いはないでしょう。  次に、機能を見てみましょう。『OPPO Band Style』にあった運動モニタリングや睡眠モニタリングは『OPPO Watch Free』にも引き継がれていますが、何と接続先のスマホのマイクを使って睡眠中のいびきを検出する機能が追加されています。  いびきというものは、自分ではなかなか聞き取れないものです。しかし同時に、いびきは深い睡眠を阻害するものでもあります。『OPPO Watch Free』でいびきを治療できる……というわけではありませんが、改善に向けたデータを取得することは可能です。 運動の種類を自動検出  さらに、予め就寝時間を設定することで夜更かし防止リマインダーを起動させることもできます。『OPPO Watch Free』は日々の睡眠管理に特化したスマートウォッチ、と表現するべきでしょうか。  だからこそ、この製品自体が極めて軽量になっています。重量は僅か約33g。これを装着したまま寝ていたとしても、睡眠の邪魔にはならないでしょう。  運動モニタリング機能も、非常に使いやすい設計になっています。100種類を越えるワークアウトに対応する他、ランニング、ウォーキング、ローイングマシン、エリプティカルの4種類の有酸素運動を自動で検出してくれます。試しにフィットネスクラブでローイングマシン(ボートを漕ぐような運動)をやってみたら、本当にその動作を“ローイングマシン”として認識してくれました。これはすごい! 1万円以下で購入できる!  『OPPO Watch Free』は5気圧防水も備えているため、シャワーを浴びる程度であればビクともしません。水深が浅ければウォータースポーツもできます。  満充電までの時間は最長約75分、そして一度満充電にすると最長14日間の使用が可能です。スマートウォッチの中には2、3日程度でスタミナ切れを起こしてしまう製品もありますから、『OPPO Watch Free』の14日というのは相当な持久力と言えます。  もちろん、スマホの音楽コントロールやリモート撮影も『OPPO Watch Free』なら可能です。スマートウォッチとしての基本的機能は全て備わっています。メーカー希望小売価格は9,980円ですが、普段使いのスマートウォッチであればこのくらいの価格帯がちょうどいいのでは、と筆者は感じました。  ちなみに、『OPPO Band Style』のメーカー希望小売価格は4,480円でした。こちらは『OPPO Watch Free』の半値ではありますが、その分だけ機能・サイズ共に制限されているという感じが否めません。より本格的なスポーツを習慣にしている人や、細かい睡眠モニタリングを望んでいる人は『OPPO Watch Free』が最適です。  ここで注意点。『OPPO Watch Free』は健康管理アプリ『HeyTap Health』と連動する製品ですが、いびきモニタリング機能とライトペイント機能、「スマホを探す」機能はiOS非対応となっています。  『OPPO Watch […]

我ら帰宅部ADV『The Plane Effect』―道は違えど家路は命がけなり【爆レポ】 | Game*Spark

最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。私もプレイするまで正体が掴み切れず泣いています。そこで“なるべく早く”をモットーに、ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」。 今回はInnovinaとStudioKikuが共同で開発を、PQube Limitedがパブリッシャーを担い、2021年09月23日、Windows PC向けにSteam/Epic Gamesストア/GOG.comで、コンシューマ向けにPS5(国外のみ)/Xbox Series X|S(国内あり)/ニンテンドースイッチ(国外のみ)でリリースした、ディストピア帰宅ADV『The Plane Effect』について生の内容をお届けしたいと思います。 『The Plane Effect』とは? 本作はつまるところ帰宅部パズルアドベンチャー。プレイヤーはTPS方式で主人公を操作し、いつもの日常から何かがズレてしまったいくつもの世界を駆け抜け自宅を目指します。 ただでさえディストピアめいた世界が、ナニかによって精神的にさらに侵食されていくような感覚を得るゲーム。実際にプレイしてみると、インタラクティブな映像作品に近い印象を個人的に受けました。 人によって好きかどうかがハッキリわかれるジャンルだとも感じます。アクションを楽しみたい or ストーリーや設定など細かい考察うんぬんよりの人より、作品世界観に浸ることに重きを置くタイプの人の方がハマりやすいかもしれません。 注意 本作はパズルゲームでもあるので、自分の力でゲームをクリアしたい、ネタバレはご勘弁という方、ここでブラウザバック等して頂けると幸いです。紹介する以上どうしてもスクショを載せざるを得ず、掲載されたそれらが、謎解きのヒントまたは答えに繋がってしまうのはどうかご容赦ください。ともあれ早速紹介してまいりましょう。 操作方法 先ほども少し触れましたが本作はTPS方式で進行します。基本的なキャラの動きは、徒歩/ダッシュ移動、アクションそしてジャンプのみなので至ってシンプル。操作はキーボードまたはコントローラーで行います。 今回のプレイにあたり筆者は両方使用しましたが、どちらも不自由なく遊べました。個人的な好みでは、コントローラーの方がプレイしやすい印象でしたね。 また本作は音声以外、日本語にバッチリ対応。とはいえ、ほとんどが視覚的なアプローチで進むゲームなので、言葉がわからずに困る……ということは殆どありませんでした。 設定 オプション画面ではゲームモード、グラフィック、キーコンフィグを設定できます。特にゲームモードは、プレイ中にヒントを出すか否かを決定する大事な項目。各モードで遊びましたが、パズル要素を楽しみたいのであればヒント無しの方が良いでしょう。 本編開始 プロローグ スタートとともにプロローグムービーが流れます。どこか無機質さを感じる色合いの世界。主人公は画像中央の眼鏡なパパさん。一家の大黒柱として会社で毎日働きます。 雨ニモマケズ風ニモマケズ雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ勤め人。張り付いたような笑みがただただ怖いですね。 紙飛行機を投げる娘(画像左側) そんなある日の仕事中、別の場所で娘が投げた紙飛行機が、何故か手元に届きます。 バグって……? !? 最初のステージ 一体何が起きたのかさっぱりわかりませんが、様子がおかしい。様子がおかしいのであれば、仕事を切り上げてさっさと家に帰るべきです。社会派(?)帰宅部の冒険が今ここに始まりました。 この時、画像ではすぐにスッと立ち上がっていますが、実際はノーヒントだったのでどのキーが何に対応しているのかわからず、適当にボタンを押して回った結果だったりします。 虚無のジャンプ そのためアクションアイコンが表示されても、それが何を意味するのか分からず、はじめて新宿に来たアンヘルみたいな感じでした。何なのだこれはどうすれば良いのだ、とWASDキーでしばらく右往左往し、最終的にEキーでインタラクトできることを発見。説明書を読まないタイプは苦労します(当然)。 さて、写真を拾い上げるとそれは家族写真。 すぅ……っと しかしそれはすぐに手元から消えてしまいました。 先ほどの紙飛行機といい、やはり何かがおかしいこの世界。とりあえず部屋の中を手当たり次第に探し回り、アクションアイコンが表示されたらボタンを押して、状況の把握に努めます。 パズルの解法には順番がある アクション操作はできても、「今はそのタイミングではない」という場合は、主人公が首を横に振り「ンッン」とアメリカンな感じで唸ります。察するに、まずは他の場所で、別の操作を行い、またここに戻ってくる必要があるのでしょう。 つまり「パズルには手順がある」と、事ここに至り発見したのですが、何がどういう段取りで繋がるのかがわからない。そのため先ほどの探索と同様、総当たりで各操作を試みます。ンッンを利用することで、ある程度は連続する操作のイメージが浮かぶかと思います。 壁にコートがかかってました。 ともあれこのステージでは、カードキーを拾ってコートを羽織り、部屋の電気を消して退勤する……という流れに乗ることでクリアできました。 無事に外へ出られました。 帰宅は命がけ オフィスから出るとまたムービーが始まります。 そんなこんだでやってきた次のステージ、地下鉄の駅ですね。ここでは切符を買って電車に乗ると良いでしょう。おや線路に何か落ちてるなと拾いに行きます。電車も来る気配ないし大丈b…… 感電死。 油断すると命を落とすということを学びました。以降のステージでもちょくちょく死が隣り合わせ。 他のステージご紹介 ネタバレにならない範囲で他のステージも紹介しましょう。さらに進んで地上に出てきました。ディストピアと言うわりに我々が住まう実社会の様子とあまり変わりがない。 […]