ワクチン2回接種してもブレイクスルー感染 病院や介護施設でクラスター

新型コロナウイルスのワクチンを2回接種したにもかかわらず、コロナに感染してしまう「ブレイクスルー感染」が全国各地で起きている。これまでは散発的だったが、このところ病院や介護施設での発生が相次ぎ、「クラスター」と認定されるケースも出ている。ワクチンを接種済みにもかかわらず、なぜ集団感染が起きるのだろうか。

コロナ「無症状者」増加が示すリスク ワクチン2回接種後でも感染広げる恐れ

新型コロナウイルスの「隠れ感染」が改めて問題になっている。全国的に感染者数が大きく減少しているが、実は無症状の感染者が多数潜在しているというのだ。こうした無症状者が、周囲に感染を広げるケースも指摘されており、なお警戒が必要だ。

「中国ワクチン」日本で臨床試験開始の報道 国内で使われる日は来るか

中国が開発中の新型コロナワクチンについて、日本で臨床試験が始まっているというニュースを2021年9月14日、NHKが報じた。米ファイザーやモデルナ、英アストラゼネカのワクチンについては日本でも臨床試験が行われているが、中国で開発が進むワクチンの臨床試験が国内で行われるのは初めてだという。

新型コロナ「抗体カクテル」に飲み薬 進む治療薬開発、あの「アビガン」も

新型コロナウイルスでは予防策としてのワクチンが重視されているが、このところ治療薬にもスポットが当たっている。とりわけ、「抗体カクテル」による治療が大きな成果を上げていることが注目されている。開発途中の治療薬も多く、コロナに対しては、「ワクチン+治療薬」で対応する体制が少しずつ進みつつある。

新型コロナ感染は減ったが死者増える ワクチン接種遅い50代以下が3割

新型コロナウイルスの新規感染者は全国的に減少しているが、逆に死者数がこのところ増えている。重症者数も高止まりのままだ。政府の感染症対策分科会は2021年9月8日、緊急事態宣言を解除するにあたって、新規感染者数のみならず、医療のひっ迫状況を重視する考えを明らかにした。政府は19都道府県の緊急事態宣言を月末まで延長する。