チュニジアではサイイド大統領が議会を停止し、全権を握ったことについて「大統領のクーデター」との批判があるところ、アラビア語メディアは、ナハダ党議員でガンヌーシ党首の側近の男が、議場で逮捕されたが、これに関しナハダ党は彼は誘拐されたと非難していると報じてい…
元大統領の死の調査(チュニジア)
チュニジアでは、サイイド大統領が何度か政治的暗殺の危険性を警告していたかと思いますが、それと関係があるかどうかは不明ですが、アラビア語メディアは、28日高等裁判所が、シブシ元大統領の死に関して調査をすることを命じたと報じています。それ以上の情報はなく、何…
チュニジア政局(元大統領の断食参加等)
チュニジアの状況(大統領対既成政党、職能組合等の反大統領勢力)は更に混迷を深めている模様で、大統領は混迷を打開するために憲法改正と改正憲法の下での選挙を呼び掛けましたが、職能組合等は現在の急務は憲法改正ではなく、経済の再生であるとして、議会副議長等も交え…
ナハダ党本部での火災(チュニジア)
どうも裏のありそうな不思議な話です。アラビア語メディアはいずれも、9日チュニスのナハダ党本部で火災があり、1名死亡、18名負傷と報じています。火災原因は調査中とのことですが、検察はナハダの職員の一人(活動家としている)が自らの体に油をかけての焼身自殺とみ…
チュニジア情勢
チュニジアでは13,14日もサイイド大統領の非常事態宣言や議会の活動凍結や行政権の掌握等の背策に対する抗議デモが行われたようですが、特に14日は3500名もの抗議者が、議会の周囲に集まり、サイイド大統領に抗議し、議会の活動再開を求めたとのことです(この議…
チュニジアの騒擾
チュニジア南部の工業都市スファックスで、ごみ収集の遅れに対する抗議から、群衆と治安部隊が衝突し、抗議者の一人が死亡(デモ隊は彼は治安部隊の催涙ガスで窒息死したとしているが、治安部隊の方はこれを否定している由)したことは先に報告しましたが、どうやら騒擾は首…
スファックスの騒擾(チュニジア)
チュニジア南部の主要都市スファックスで、ごみが長期間街頭に放置され、市民の不満がたかまっていることは先に報告しましたが、スファックスではこれに抗議する青年らと治安部隊が衝突し、治安部隊の本部に放火されました。群衆はタイヤを燃やしたりして主要道路を封鎖した…
チュニジアのごみ問題
どうも中東と言わず、世界中どこでもごみ収集が円滑に動いているかいないかは、行政がまともに動いているか否かの重要な指標のようです。確か、レバノンでは数年前だったか、政府不在が長期化し、ごみが収集されずに放置され、ごみ戦争と称されたかと記憶しますが、チュニジ…
元大統領への連帯表明(チュニジア)
チュニジアで元大統領のマルズーキに対して国際逮捕状が発せられ、彼の所持する外交パスポートが無効とされたことは昨日だったか報告したかと思いますが、アラビア語メディアは、6日議会の最大党のナハダ(穏健イスラム政党とされている)の他、つにジアの政界、思想界、文…
元大統領に対する国際逮捕状(チュニジア)
元チュニジア大統領のマルズーキが、現大統領サイイドが行政権を独占し、非常事態を宣言していることに対して批判的な発言をしていることは何度か報告したかと思いますが、al sharq al awsat は、チュニジア政府がチュニス(首都)地方裁判所の決定を踏まえ、彼に対する国際…