岸田文雄首相が12日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、早ければ12月にも開始すると表明した。厚生労働省は、今年2月から先行接種した医療従事者ら約104万人を最初の対象者に想定しており、自治体などへのワクチン供給は「現在の確保分でまかなえる」としている。…
駆け込み殺到「認証店神話」に潜む感染リスク
新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が解除され、酒類が提供できるようになるなどの緩和が進む。感染対策の基準をクリアした飲食店を認証し、非認証店との間で営業時間などに差を設ける自治体もあるが、多くが条件とするのがアクリル板やビニールシートの設置。ウイルスを含んだ飛沫(ひまつ)を防ぐ「壁」の役割を期待した措置で、役所のお墨付きを求めて申請が殺到している。“認証店神話”ともいえる状況が広がりつつあるが、アクリル板などが、かえって感染リスクを高めると指摘する専門家もいる。…
「第6波、否定できない」東京都医師会会長
東京都医師会の尾崎治夫会長は12日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの感染者数について「一段落しているが、第6波が来ることは否定はできない」と述べ、抑止には感染の早期発見が重要との認識を示した。…
かんぽ生命、ラジオ体操の健康効果を共同研究
かんぽ生命保険は11日、ラジオ体操の健康効果を検証し普及促進を図るため、東京都健康長寿医療センター、東京医科大学などとの共同研究を開始したと発表した。かんぽ生命の千田哲也社長はラジオ体操をすると保険料が安くなるなどの新たな「健康増進型保険」を開発する方針を明らかにしており、健康効果の医学的裏付けを得る狙い。…
WHO、コロナワクチン追加接種を限定的に推奨
世界保健機関(WHO)は11日、新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人に対する「ブースター」と呼ばれる追加接種について、感染を防ぐ抗体が十分にできなかった人に限って、推奨すると発表した。…
「強皮症」根本治療に光明、医師主導の治験で新薬承認 東大
東京大は11日、皮膚や内臓が硬くなる難病の自己免疫疾患「全身性強皮症」の治療に、悪性リンパ腫の患者に使われてきた既存の薬「リツキシマブ」が医師主導の臨床試験(治験)で有効と分かり、国の承認を受けて新たに使えるようになったと発表した。病気の原因となる免疫細胞を取り除く働きがあり、これまでになかった根本的な治療法として期待されている。…
コロナ感染者急減「なぜ?」 進む接種・外出自粛・気候変化…
新規感染者数が過去最多となった新型コロナウイルス流行の第5波が収束に向かっている。減少の理由について、専門家は「感染者の減少要因が増加要因を上回った」と解説。普段会わない人との接触機会が増える夏休みが終わったほか、ワクチン接種の進展や人流の減少など複数の要因が影響したとの見方で分析を進めている。第6波を低く抑えるには、第5波の教訓から得られた「増加要因」の回避行動が必要になる。…