大阪、保健所介さず早期治療 「第6波」備え体制強化

 大阪府が新型コロナウイルス患者の早期治療体制を強化している。重症化を防ぐ抗体カクテル療法を宿泊療養者や自宅療養者向けだけでなく、医療機関で陽性が判明した直後に保健所を介さず投与できる枠組みを導入。保健所の業務逼迫(ひっぱく)により自宅療養者の死亡が相次いだ「第4波」の経験を教訓に、第5波だけでなく、今後到来が予想される第6波に備える。…

健康保険証代わりにマイナンバーカード、本格運用は10月20日から

 厚生労働省は22日、社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の医療保険部会を開き、健康保険証代わりにマイナンバーカードを使える仕組みを10月20日から本格運用すると明らかにした。病院・診療所・薬局といった医療機関が、患者の過去の処方薬などの情報を見ることができるようになる。…

コロナ後遺症、働き盛り直撃 大阪では相談数が増加 

 新型コロナウイルスの新規感染者数は減少傾向をみせている中、感染「第5波」の影響を受けて後遺症に苦しむ人が増えている。医療機関などによると、働き盛りの世代が目立つようだ。後遺症は未解明の部分が多く、確立された治療方法もない。対応できる医療機関の数も十分とはいえず、後遺症は日常生活を取り戻すためのハードルになっている。…

自宅往診時の抗体カクテル、高齢者施設に応用 大阪知事方針

 大阪府の吉村洋文知事は18日、新型コロナウイルスの重症化を防ぐ抗体カクテル療法について、府が試行実施している自宅療養者への往診での投与を高齢者施設や障害者施設に応用する方針を明らかにした。移動が困難な高齢者らにも投与し、施設内での感染拡大や重症化を回避する狙い。…

大阪府、自宅往診時に抗体カクテル療法 全国初の試行

 大阪府は17日、新型コロナウイルスの重症化を防ぐ抗体カクテル療法に関し、政府が検討していた自宅療養者への往診での投与を府内で先行実施すると発表した。厚生労働省の協力を得て試行するモデル事業で、同日に大阪市内の診療所が全国で初めて実施した。感染「第6波」に備え、保健所を介さず自宅療養者を早期治療する施策の一環。…