コロナ禍不安感払拭 感染者数への国民的合意

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は15日の衆院厚生労働委員会で、新型コロナをめぐる今後の見通しについて「この疾患をゼロにすることはできない。ウイルスとの戦いは続けていく必要がある。インフルエンザのように社会の不安感がなくなるようになるには、2、3年はかかるのではないか」との認識を示した。…

ファイザー製ワクチン、浮遊物は「成分溶け残り」

 国内各地で米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンから浮遊物が見つかった問題で、同社の日本法人は15日、記者会見し、今月5日までに浮遊物が95本報告されていたことを明らかにした。いずれも成分が溶けずに残ったものと考えられ、安全性に問題はないとしている。…

新型コロナ、都内23日連続で前週同曜日を下回る 入院患者数は高水準

 新型コロナウイルスの感染が7月半ば以降、急拡大した東京都で新規感染者の減少が続いている。14日には23日連続で前週の同曜日を下回った。ただ、8月下旬のピークを境に下降に転じた重症者数は1月の第3波時を上回り、入院患者数も高水準にある。繁華街では夜間の人出も微増しており、都は不要不急の外出自粛と感染防止対策の徹底を引き続き呼び掛けている。…

WHOテドロス氏、国際枠組みへのワクチン供給増を呼び掛け

 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は14日、新型コロナウイルスワクチンの製造企業に対し、ワクチンを共同出資・購入して途上国にも行き渡らせることを目指す国際枠組み「COVAX(コバックス)」への供給量を増やすよう呼び掛けた。既に接種が進んでいる高所得国への販売を優先しないよう求めた。…

大阪のパチンコ店で1500人ワクチン接種「15分の経過観察もあっという間だった」

 日本一長い商店街として知られる大阪市北区の天神橋筋商店街近くのパチンコ店「フリーダム天六店」で14日、新型コロナウイルスの1回目のワクチン接種が行われた。職域接種の一環で、日程は13、14日の2日間。店の従業員や商店街の組合員、近隣住民ら計約1500人が米モデルナ製ワクチンを接種し、10月中旬に2回目を予定している。…

大阪の臨時医療施設、運営事業者を選定 30日に開設

 大阪府は13日、新型コロナウイルス特別措置法に基づく千床規模の臨時医療施設を、30日に大阪市住之江区の国際展示場「インテックス大阪」に開設すると発表した。運営事業者には医療コンサルタント業のグリーンホスピタルサプライ(同府吹田市)と施設警備の日本パナユーズ(大阪市)の共同企業体(JV)を選定した。近く正式に契約を結ぶ。…