新型コロナウイルスの感染者が急増している東京都でワクチンの供給不足が続き、接種対象者の5割に満たない自治体が出ている。一方で国や都の大規模接種と、企業や大学の職域接種が進み、居住自治体で接種しない人も増え、見た目ほど不足感がない可能性が高い。都は大規模接種分のワクチンを自治体への追加配分に回すなど需給ギャップの解消に乗り出し、接種の促進を支える意向だ。…
コロナ禍で懸念されるアルコール依存、数年後の時差を経て生じる恐れも
新型コロナウイルスの感染拡大による社会不安の増大で、アルコール依存への懸念が高まっている。急性アルコール中毒の搬送件数は大幅に減少しているものの、外出自粛などの影響で、アルコール依存を抱える人が経験などを共有する「断酒会」の開催も制約され、症状が悪化するケースも出ている。かつて東日本大震災の被災地では発生から数年後にアルコール問題の相談が増加したこともあり、今回のコロナ禍による社会不安の影響も、数年後の時差を経て生じる恐れもあるという。…
厚労相「全国で臨時医療施設検討を」 病床逼迫で
田村憲久厚生労働相は20日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症の医療提供体制拡充に向け「全国的に、必要な自治体では臨時の医療施設を検討してもらわなければいけない」と述べた。各地で感染急拡大が続いて病床が逼迫(ひっぱく)しており、入院できないコロナ患者に対応する体制を整える狙い。…
1億2千万回分追加供給 ファイザーと協議、田村厚労相
田村憲久厚生労働相は20日午前の記者会見で、新型コロナウイルスワクチンについて、米製薬大手ファイザー社と来年初頭から1億2千万回分の追加供給を受けることを前提に、協議を進めていることを明らかにした。2回接種を終えた人に行う3回目の追加接種(ブースター接種)を念頭に置いた対応とみられる。…
東京都「50代問題」解消にワクチン供給 重症者抑制へ接種促進
新型コロナウイルスの重症者の増加が目立つ50代のワクチン接種を促進するため、東京都が50代向けに計約17万5千人分のワクチンを都内自治体に追加供給を始めたことが19日、分かった。都の大規模接種会場用に供給されたワクチンを転用する形。50代の重症者急増は小池百合子知事も「50代問題」と位置づけ、接種加速の方針を示しており、重症者の抑制で医療逼迫(ひっぱく)を解消する狙いもある。…
コロナワクチンの健康被害、男女29人を初認定 アナフィラキシーなど
新型コロナウイルスワクチン接種後の健康被害について、厚生労働省の専門分科会は19日、41人分の申請について審議し、22~66歳の男女29人の健康被害を認定した。予防接種法に基づく救済制度で、新型コロナワクチンについて初めて審議された。…
救急要請1668人のうち959人が搬送されず 都内のコロナ療養患者ら
新型コロナウイルスで自宅療養中などに症状が悪化し、今月2~8日の1週間に救急搬送を要請した東京消防庁管内の患者1668人のうち、959人が受け入れ先の医療機関が見つからないなどの理由で搬送されなかったことが19日、分かった。…
東京・青海埠頭にヒアリ200匹
環境省は18日、東京港・青海埠頭(ふとう)のコンテナヤードで、強毒を持つ南米原産のヒアリ約200匹が見つかったと発表した。いずれも働きアリで、女王アリや卵は発見されなかった。人的被害はない。…