子供のコロナ後遺症まれ 英調査、症状は平均6日間

 新型コロナウイルスに感染、発症した子どもについて、体調不良が長く続く後遺症となる例はまれだとする調査結果を英国の研究チームがまとめ、英医学誌ランセット・チャイルド・アンド・アドレセント・ヘルス電子版に3日掲載された。症状が続く期間は平均6日間ほどで、8週間以上続く例は2%未満だった。…

ネコ、イヌから感染12件 高致死率のマダニウイルス

 ネコやイヌなどのペットから人に致死率の高い感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」がうつった例が少なくとも12件確認され、うち1件は死亡していたことが3日、国立感染症研究所などの調査で分かった。原因ウイルスを保有するマダニに刺されたペットがまず感染し、さらに人に広がったとみられる。SFTSに感染したネコの事例は300件超に上ることも判明した。…

台頭するデルタ株 ワクチン「有効」も対策必要

 国内の新型コロナウイルスの新規感染者数が、首都圏を中心に相次いで過去最多を更新している。急速な感染拡大の背景にあるとされるインド由来の変異株「デルタ株」は「これまでで最も感染力の強いウイルスの一つ」とも言われ、ワクチン接種が先行する海外でも拡大が懸念されている。専門家は「ワクチンの重症化予防の効果は保たれている」とした上で「接種後も対策が必要」としている。…

自宅療養増加の東京、大阪の医療崩壊「再現」懸念

 新型コロナウイルスの感染者が急増し感染第5波を迎えている東京都で、春の第4波で医療崩壊を招いた大阪府の「再現」が危惧されている。専門家は比較材料の一つに自宅療養者の増加を挙げ、今後の推移に注意を呼びかける。政府は自宅療養を基本とする方針を打ち出したが、高齢者に加え呼吸困難や肺炎の症状がある人も自宅療養となる可能性があり容体急変への対応が焦点となる。都は病院や宿泊療養など、全体の受け皿で医療崩壊を防ぐ考えだ。…

首都圏で夏の帰省自粛要請 1都3県知事、テレビ会議

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言の対象となっている首都圏1都3県の知事が3日、テレビ会議を開き、感染力が強いインド由来のデルタ株の影響でこれまでにない急激なスピードで感染が拡大しているとして、夏休みの旅行や帰省を原則中止、延期するよう各地の住民に求める共同メッセージをまとめた。…

夏休み予算が過去最低に 1世帯5万円、外出自粛で

 明治安田生命保険が3日発表した今年の夏休みに使うお金のアンケートによると、旅行や趣味、外食などに充てる予算の1世帯当たりの平均額は前年よりも1万1350円少ない5万3807円で、平成18年の調査開始以来、最低だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出自粛が予算を押し下げた。…

新幹線グランクラス再開 酒類は提供せず

 JR東日本などは3日、東北・北海道、北陸の各新幹線の最上位シート「グランクラス」について、飲料や軽食サービス付きの座席の発売を6日分から再開すると発表した。サービス係に新型コロナウイルス感染が広がり中止していたが、収束したと判断した。緊急事態宣言の対象地域拡大などを受け、酒類の提供はしない。…

高齢者も自宅療養の可能性 入院厳格化で田村厚労相

 新型コロナウイルス患者の入院要件を厳格化した政府方針について、田村憲久厚生労働相は3日の記者会見で、高齢者や基礎疾患がある人が自宅療養となる可能性があるとの見解を示した。これまでは原則入院だったが「比較的症状が軽く、リスクがそれほど高くない人は在宅も含めて対応せざるを得ない」とした。…

ドイツ、9月からワクチン3回目接種 高齢者対象

 ドイツ保健当局は2日の会合で、9月から高齢者や介護が必要な人などを対象に新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種を行うことを決めた。地元メディアが伝えた。国内で感染力の強いデルタ株が広がる中、ワクチンの効果持続が目的。イスラエルでは1日から、60歳以上への3回目接種が本格的に始まった。…