新たにワクチン3700万回配分へ 2月以降接種

 堀内詔子ワクチン接種推進担当相は17日、記者団に対し、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種に向け、各自治体に米ファイザー製、モデルナ製計約3700万回分を新たに配分すると明らかにした。今回配分するのは来年2~3月分で、65歳以上の高齢者らへの接種などで活用される見通し。…

コロナ飲み薬を安価に 途上国対象、ファイザー

 米製薬大手ファイザーは16日、新型コロナウイルス感染症に対する開発中の飲み薬が途上国でも使えるようになることを目指し、国連が支援する特許管理組織「医薬品特許プール(MPP)」と合意文書を交わしたと発表した。薬が承認された場合、MPPは安く生産、供給できる許諾をジェネリック医薬品(後発薬)メーカーに与えられる。…

接種証過信に懸念 医療体制でも注文 コロナ分科会

 16日の新型コロナウイルス感染症対策分科会の会合では、イベントや飲食店での行動制限の緩和案が了承されたが、リバウンド(感染再拡大)を警戒する専門家からは、ワクチン接種済証か検査の陰性証明を提示する「ワクチン・検査パッケージ制度」を過信することへの懸念の声が上がった。政府が決定したコロナ対策の全体像に盛り込まれている医療体制の強化をめぐっても注文が相次いだ。…

ワクチン集団接種会場、閉鎖相次ぐ 43自治体の3割超

 新型コロナウイルスワクチンの2回目接種を行う集団接種会場について、東京23区と全国20の政令指定都市の計43自治体のうち、3割以上の14自治体がすでに閉鎖したか、今月中に閉鎖する予定であることが16日、各自治体への取材で分かった。政府は月内に希望者全員への2回接種完了を目標に掲げており、12月以降に継続する自治体でも規模を縮小する。高齢者らの3回目接種が今後本格化するため、未接種者の接種機会は限定される見込み。…