首都圏3県、緊急事態宣言の要請調整 コロナ感染急拡大で

 埼玉、千葉、神奈川の首都圏3県は28日、新型コロナウイルス感染の急拡大を受け、緊急事態宣言の発令を政府に要請する調整に入った。神奈川県の黒岩祐治知事は「いつ、どんな形で国に要望するのか調整している」と報道陣に述べた。「3県ではなく、国との調整だ。国がどう判断するかの調整が行われている」として、政府の対応次第だとの認識も示した。加藤勝信官房長官は記者会見で「要請が出れば、速やかに検討して判断する」と述べた。…

東京都のワクチン予約一時中断 大学生、教職員に影響

 東京都は28日、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種の予約を受け付けるシステムに不具合が生じ、一時中断したと明らかにした。27日午後2時に大学の教職員や学生を対象とした集団接種の予約申請を開始した際のアクセス集中が原因。28日午前0時15分に中断し、午前8時半に復旧した。…

小池氏「若年層も接種を」 東京都内の感染者最多で

 東京都の小池百合子知事は28日、都内の新型コロナウイルス感染者が27日に過去最多の2848人に上ったのを受け、ワクチン未接種の若年層で重症や中等症の患者が増えているとの認識を示し「まず若い方にもワクチンを打ってほしい。若い方の行動パターンが鍵を握っている」と述べた。都庁で報道陣の取材に答えた。…

職場接種、瓶単位で廃棄なら企業名公表へ 厚労省

 厚生労働省は26日までに、新型コロナウイルスワクチンの職場接種を行う企業などが一定の条件下でワクチンを廃棄した場合、企業名や原因、再発防止策などを公表すると明らかにした。企業名も含めて事例を紹介することで、他企業の参考にしてもらい、廃棄量の削減につなげたいとしている。来週にも同省ホームページで開始する。…

北海道、蔓延防止再要請 連休明けも新規感染減らず

 鈴木直道北海道知事は26日、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき蔓延(まんえん)防止等重点措置を国に要請したことを明らかにした。20日に続いて2度目の要請。鈴木知事は、4連休明けの26日の道内新規感染者数が100人超となり「連休中も人流は減少しておらず、今後の感染拡大が強く懸念される」と指摘。「感染を抑え込むには早期の蔓延防止の適用が必要」などと述べ、国に速やかに同措置を講じるよう呼びかけた。…

ワクチン証明受け付け開始 海外渡航で隔離免除

 新型コロナウイルスワクチンの接種歴を公的に証明する「ワクチンパスポート」の申請受け付けが26日、全国の市区町村で始まった。使用可能な国の入国審査で提示すれば、隔離やPCR検査の免除といった優遇措置が受けられる。ビジネスの往来を活発化させたい経済界が導入を求めていた。…