「第6波」に向け東北各地で準備進む 病床数拡充、3回目接種…

 新型コロナウイルスの感染者数が全国的に低水準で推移する中、今後懸念される感染拡大の「第6波」に向け、病床数の拡充や3回目のワクチン接種の準備が東北各地の自治体でも着々と進められている。政府は3回目の接種について、2回目の接種完了から8カ月以降を目安としており、第6波に向けた各自治体の準備は加速しそうだ。…

iPS免疫細胞で卵巣がん治療 京大が初移植を実施

 京都大の金子新教授らの研究チームは11日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した「NK(ナチュラルキラー)細胞」という免疫細胞を卵巣がん患者の患部に移植し治療するがん免疫療法の治験を開始したと発表した。既に9月、国立がん研究センターで最初の移植手術を実施。手術は成功して容体は安定し、患者は退院したという。…

フランスで新型コロナワクチン追加接種の対象拡大、50代にも

 【パリ=三井美奈】フランスのマクロン大統領は9日の演説で、新型コロナウイルスワクチンの追加接種を強化する方針を発表した。これまでは、高齢者施設の入居者や65歳以上を対象としていたが、12月以降、50歳以上に追加接種を呼びかけると述べた。65歳以上については、追加接種をワクチン証明給付の条件とすると表明した。最初の接種完了から、6カ月以上経過した人が対象になる。…

コロナ感染2億5000万人、先月から再び増加 米大学集計

 米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルスの感染者が8日、世界全体で2億5000万人を超えた。1週間当たりの感染者数は8月下旬から急減してきていたが、10月中旬以降は増加に転じている。世界保健機関(WHO)は、感染拡大を放置すれば新たな変異株の出現の可能性も高まるため、警戒が必要だと呼び掛けている。…

国配布の検査キット回収 偽陽性率高まる可能性

 厚生労働省は8日、化学メーカー「デンカ」(東京)製造の新型コロナウイルス抗原検査キット130万個が自主回収対象になったと発表した。うち約120万個は、国の事業で医療機関や高齢者施設に配布したものだった。使用部材の不良で、製造後時間が経過すると偽陽性率が高まる可能性があるため。配布先から苦情が相次ぎ同社が原因を調べていた。…

国内コロナ死者1年3カ月ぶりゼロ ワクチンや治療薬要因か

 国内で7日、新型コロナウイルス感染症による新たな死者の報告はなく、昨年8月2日以来、約1年3カ月ぶりにゼロとなった。ワクチン接種の進展や治療薬の普及が要因と考えられる。新たな感染者は162人で、内訳は大阪39人、東京21人、愛知16人、北海道と岡山でそれぞれ10人など。厚生労働省によると、重症者は100人で前日から変わらなかった。…

世界初、英国がコロナ飲み薬「モルヌピラビル」を承認

 【グラスゴー(英北部)=板東和正】英医薬品規制当局は4日、米製薬大手メルクなどが開発した新型コロナウイルスの飲み薬「モルヌピラビル」を承認したと発表した。英メディアによると、新型コロナの抗ウイルス薬として飲み薬の承認は世界初。自宅での服用が可能で、医療機関の負担軽減が期待される。…