新型コロナウイルス感染症の重症化予防に使われている抗体カクテル療法について、厚生労働省の専門部会は4日、患者の家族ら濃厚接触者や無症状感染者の発症予防目的で投与できるようにすることを了承した。近く厚労省が特例承認する。新型コロナの予防薬としては国内初となる。…
東京都「ワクチンパス」スタート、特典も
新型コロナウイルスのワクチン接種記録を登録する東京都の「TOKYOワクションアプリ」の運用が1日から始まった。都は5人以上で1テーブルを使用する場合に提示を求めるほか特典も用意する予定で、東京版の「ワクチンパスポート」といえ、政府が年内導入を目指す本格的なワクチンパスポートの「テスト」としても期待される。…
新型コロナ経口薬、年内実用化へ 国産開発支援にも注力
政府は新型コロナウイルス感染症対策として、第6波の到来に備え、経口治療薬(飲み薬)の年内の実用化を急ぐとともに、国内への安定供給を確保するため国産経口薬の開発支援にも注力している。積極的に検査を受けてもらうには、経口薬の普及は不可欠で、今月上旬にも取りまとめる新型コロナ対策の全体像にも、必要量を確保する考えを明記する方針だ。…
米、5~11歳にワクチン接種へ CDC、ファイザー製を推奨
米疾病対策センター(CDC)は2日、5~11歳へのファイザー製新型コロナウイルスワクチンの接種を推奨すると発表した。各州は既にワクチン調達などの準備を進めており、近く接種が始まる。 この年代の人口は約2800万人。米国では9月後半から新規感染者が減少しているが、冬を前に接種を進めて感染再拡大や集団感染による休校など教育現場の混乱を防ぐ考えだ。子どもの接種は大規模会場ではなく、小児科医院や薬局、学校などを中心に実施される見通し。…
「もっと現場を」 衆院選から一夜、医療・飲食関係者に聞いた政治への注文
新型コロナウイルス対応が大きな争点となった今回の衆院選。投開票から一夜明けた1日、コロナ対応に最前線で当たってきた医療従事者や、時短要請などに応じてきた飲食店関係者らからは、自公政権への注文が相次いだ。…
新型コロナワクチン 塩野義が11月中に最終段階の治験実施へ
塩野義製薬の手代木(てしろぎ)功社長は1日、東京都内で開いた記者会見で、開発を進めている新型コロナウイルスワクチンの最終段階の臨床試験(治験)を11月中に実施することを明らかにした。これまでは年内に行うとしていた。来年1月にも最初の商用ワクチンの製造を始めることを目指す。開発中の飲み薬タイプの治療用薬は、国内の感染者が減少しているため海外で治験を行う方針も明らかにした。…