時短制限解除も悩める飲食 協力金打ち切りで収益圧迫も

 東京都と大阪府などで新型コロナウイルス対策として飲食店に要請していた営業時間短縮が25日、解除された。長期にわたり通常営業の自粛を求められてきた飲食店にとっては待望の制限解除だ。ただ、諸手をあげて喜べる状況ではない。再び感染が拡大することへの懸念は付きまとい、時短要請に伴い自治体から支給されていた協力金も打ち切られる。客足が戻らなければ、収益へのマイナス要因にもなりかねない。…

パナソニック、新型EV用電池試作品を公開 従来の容量5倍

 パナソニックは25日、新型リチウムイオン電池の試作品を公開した。従来品の約5倍の容量を持つという。米電気自動車(EV)大手テスラから要請を受けて開発中の車載用電池で、パナソニックの電池事業部門責任者の只信一生氏は「技術的なめどは立った」と述べた。量産化に向け、今年度中に国内で試作用生産ラインを立ち上げる。…

9月の百貨店売上高4・3%減 一部で回復傾向も

 日本百貨店協会が25日発表した9月の全国百貨店売上高は、既存店ベースで前年同月比4・3%減となり、2カ月連続のマイナスとなった。新型コロナウイルス流行に伴う外出自粛が響いた。一方、新規感染者数の減少により、中旬以降は一部百貨店で売り上げと来店客数に回復傾向が見られた。…

深夜客は戻るか…待望の時短解除も様子見の飲食店

 東京都や大阪府などが新型コロナウイルス対策として飲食店に要請していた営業時間短縮を25日に解除することを受け、大手外食が通常営業の再開に向け準備に追われている。ただ、新型コロナの長期化は、人々の生活習慣にも変化をもたらしており、コロナ前のような深夜営業ができるかなど、様子を見ながら判断していくという慎重な店も多く、25日から一斉の通常営業再開とはならなそうだ。…

機械メーカーも部品調達遅れ、供給網見直し 東南アジアのコロナ感染拡大で

 東南アジアでの新型コロナウイルス感染拡大の影響が、機械メーカーにも広がっている。三菱電機は部品供給の遅れを受け、家庭用冷蔵庫の生産を一時停止。ダイキン工業やクボタにも部品調達の逼迫や生産減などの影響が出ており、サプライチェーン(供給網)の見直しを加速させている。…