「多くの産業が大変革期に差し掛かっている。自動車の場合は電動化や自動運転に向けた動きが本格化しつつある。エンジンからモーターやバッテリーなどに主要な部分がシフトするとみられ、これに伴う新たな測定・分析分野が増えつつある。一方、これまでの抜き取り検査から全数検査をにらんだ投資も増加している。そうした新しい動きはさまざまな分野で進む。短期的には半導体不足や資材高騰などが心配されるが、中長期的には大変革期をチャンスととらえ、産業の発展に貢献したい」 【プロフィル】吉田均(よしだ・ひとし) 明大工卒。昭…
JERA、比電力大手に27%出資 成長取り込み脱炭素促す
東京電力ホールディングスと中部電力が共同出資するJERA(東京都中央区)は27日、約15億8千万ドル(約1750億円)を投じて、フィリピンの電力大手であるアボイティス・パワーに約27%出資すると発表した。電力需要の伸びが見込まれる同国の成長を取り込むともに、脱炭素に向けた取り組みを支援する。…
たばこ・小麦にマーガリン…10月から値上げ続々、消費意欲を下押しか
年度の後半が始まる10月からは、国などの制度変更や商品の価格改定が相次ぐ。特にたばこ税の増税や原材料価格の高騰などで、幅広い商品で値上げが予定されており、多くの人の財布を直撃しそうだ。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い19都道府県に発令中の緊急事態宣言は今月末をもって解除されそうで、自粛の反動による“リベンジ消費”への期待も高まるが、相次ぐ値上げが消費意欲を下押しする可能性もある。…
建設16社、現場ロボ開発へ事業体 相互利用視野にIoT技術連携も
鹿島や清水建設、竹中工務店など建設会社16社は、建設現場用のロボットを協力して開発するコンソーシアム(共同事業体)を設立した。あらゆる機器を通信でつなぐモノのインターネット(IoT)の技術でも連携しながら、現場の生産性向上を目指すとともに、各社の研究開発費の削減も狙う。…
エアウィーヴ、五輪選手村の経験ばねに寝具市場開拓 マットレス最適化で実績
今夏の東京五輪・パラリンピックのオフィシャル寝具パートナーを務めたエアウィーヴ(東京都千代田区)は、寝具パートナーとしての取り組みから得た経験を生かし、寝具市場で新たな挑戦に乗り出している。東京大会では利用者一人一人に合わせてマットレスの最適化を実践、このノウハウを武器に市場での差別化を促進。睡眠の質を前面に、さらなる市場開拓に結び付ける構えだ。…
パナの9月末早期退職は千人超に 収益力向上へ組織活性化、勤続10年以上対象
パナソニックが9月末に国内で実施する早期退職で、退職者が千人を超える規模に上ることが24日、分かった。勤続10年以上の社員を対象に、退職金を上乗せして支給する。収益力を向上させるため、人材の新陳代謝を促して組織の活性化につなげる狙いがある。…
ホンダ、グーグルOS搭載車を発売 来年後半に北米で
ホンダは24日、米グーグルの基本ソフト(OS)を搭載した自動車を2022年後半に北米で発売すると発表した。スマートフォンがなくても音声で経路検索ができ、音楽再生アプリを利用できるようになる。インターネットに接続して多様なサービスを提供する「コネクテッドカー(つながる車)」でグーグルと連携し、開発コストを減らす。…