「防災の日」のきょう、日頃から常備している防災グッズを再点検する人も多いのではないだろうか。その必需品の一つである懐中電灯に100万台を売り上げるヒット作となっている商品がある。パナソニックが開発した「電池がどれでもライト」だ。その名の通り単1形~単4形の電池どれでも1本で点灯できるほか、他の機器から使いかけの電池を代替できるため「電池切れで使えない」という事態を回避できる。「究極の利便性を追求した防災ライトを作りたい」との開発者の想いから商品化された懐中電灯。その誕生のきっかけは、東日本大震災で…
風力発電協会、会員数急増 脱炭素で注目高まる
政府が洋上風力発電の拡大を目指す方針を掲げたことを追い風に、風力発電の関連企業などでつくる日本風力発電協会(東京)の会員数が急増している。年内にも会員数が500に達する見通しで、風力発電への注目度は急上昇している。…
【トップは語る】ホンダ社長 三部敏宏さん(60) 全車EV・FCV化に揺らぎはない
みべ・としひろ 広島大院工学研究科修了。昭和62年ホンダ。常務執行役員、専務などを経て、令和3年4月から現職。
出光・日産、EV充電に料金変動制 11月から実証事業
出光興産は日産自動車などと組み、指定された時間帯に電気自動車(EV)に充電すると、事前に示した割引額を電気料金から差し引くサービスの実証事業に11月から乗り出す。需給状況に応じて価格が変動する「ダイナミックプライシング」の仕組みを活用し、電気をためる蓄電池などの「分散型エネルギー源」の有効活用につなげる。…
太陽光発電をゼロ円で設置、電力各社がサービス拡大
太陽光発電設備や蓄電池を初期費用ゼロで設置し、発電した電気を家庭などで使えるサービスを、大手電力各社が続々と始めている。10~15年程度の長期契約となるため、新電力との価格競争にさらされる大手電力にとっては顧客を囲い込む一手として期待される。…
自動車世界生産2・6%減 7月、半導体不足が深刻化
自動車の国内大手8社が30日発表した7月の世界生産台数は、前年同月比2・6%減の計195万4899台だった。新型コロナウイルス感染拡大のため前年同月比で約14%減だった2020年7月からさらに落ち込んだ。世界的な半導体の供給不足による生産停止が重荷となっており、影響が深刻化している。…
最後のホンダNSX発表 来年発売、国内30台限定
ホンダは30日、生産終了を予定している高級スポーツカー「NSX」の最後のモデルとなる「NSX タイプS」を発表した。世界全体で350台を販売し、国内では30台限定で来年7月に発売する。希望小売価格は2794万円。日本以外での発売時期は明らかにしていない。…
新聞輪転機メーカーの東京機械、買収防衛策発動へ総会 ファンドに対抗
新聞輪転機メーカー大手の東京機械製作所は30日、買収防衛策として既存の株主に対し新株の予約権を無償で割り当てる買収防衛策の発動方針を、10月下旬に開催する臨時株主総会に諮ると発表した。投資ファンドのアジアインベストメントファンドが同社株式の約4割を取得しており、それ以外の株主の持ち分を増やして、ファンドの影響力を薄める狙いがある。…
コロナ自宅療養急増「パルスオキシメーター」受注追いつかず 半導体不足も影響
感染力が強い新型コロナウイルスの変異株拡大が続く中、自宅療養に欠かせない医療機器の需要が急増している。医療機器メーカーは血中酸素飽和度を計る「パルスオキシメーター」などの増産をかけるが、世界的な半導体不足も影を落とし受注に追いつかない状況だ。全国の自宅療養者は11万人を超え、自宅で亡くなるケースも相次いでおり、増産が喫緊の課題だ。…
「フラワーロス」深刻化、コロナ禍で廃棄拍車 サブスクや販路拡大で需要狙う
生花の廃棄「フラワーロス」を減らそうと、花卉(かき)業界の枠組みを超えた取り組みが広がっている。茎の長さが規格と異なるなどの理由で生花が廃棄されてしまう長年の問題が、新型コロナウイルス感染拡大に伴う需要の冷え込みで深刻化したためだ。各社はサブスクリプション(定額課金)制度の導入や販路拡大などで需要喚起を図っており、新たな流通モデルの構築が期待されている。…