<厳格な行動規制が奏功しつつある東南アジア。国によるバラつきも含めて現状を解説する> *この記事は、ニッセイ基礎研究所レポート(2021年8月26日付)からの転載です。 1――新型コロナ感染がピークアウトの兆し 新規感染者数の推移新型コロナウイルス感染症は昨年、欧米諸国で猛威を奮ったのに対し、東南アジアでは比較的感染拡大が抑え込まれていた。しかし、今年に入ると、東南アジアでも新型コロナウイルスの感染状況が悪化し始め、6月中旬から感染ペースが加速した。ASEAN加盟全10カ国の1日あたりの新規感染者数…
会社にワクチン接種を強制されてもいい? 米調査では意見が真っ二つに
<ワクチンを接種すべきと考えるか、効能や副反応への疑念から拒否するか。アメリカでは義務化について意見が真っ二つに割れている> 新型コロナウイルスの終息の兆しがまだまだ見えないなか、ワクチン接種や職場復帰の在り方は意見が割れる問題だ。アメリカでは、雇用主が(医療上の理由がある場合を除いて)従業員にワクチン接種を義務付けるよう、米政府が推奨すべきかとの問いをめぐって、世論が真っ二つに分かれている。 分断の背景にあるのは、ワクチンに対する考え方や政治的立場だ。米カイザー家族財団が8月上旬に発表した調査結果…
ワクチンのブースター接種はまだ検討しなくてよい──米感染症専門家
<新型コロナウイルスワクチン3回目の追加接種は、予防効果を高めると期待されているが、今はまだ推奨されていない> 新型コロナウイルスの変異株拡大に伴い、ワクチン接種を済ませた人たちの間にも不安が広がっている。新型コロナウイルスワクチンの有効性を高めるとされる「3回目」のブースターショット(追加接種)について、微生物学・感染症の専門家である筆者が解説する。 ■ブースターショットとは? ある病気に対するワクチンの予防効果を維持するために行う追加のワクチン接種のこと。免疫力は時間とともに低下するので、多くの…
ワクチン3回目接種で高齢者の感染予防効果4倍に WHOは猛反対
<7月末から高齢者向けに3回目のブースター接種を行ってきたイスラエル保健省の発表だ。これで3回目のワクチン需要がますます増えそうだが> イスラエル保健省は8月22日、ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンの3回目(ブースター)接種を行うと、接種回数が2回だけの人と比べて、高齢者では感染や重症化を防ぐ効果が著しく高まるとする新たなデータを明らかにした。 今回のデータでは、60歳以上の人については、ブースター接種を受けてから10日が経った時点で、2回接種の人と比べて感染予防効果が少なくとも4倍にまで上…
デルタ株は症状が違う? ワクチンの効果はいつから弱る?〈変異株とワクチンQ&A〉
<脅威が増す変異株への賢い対処法を考える。11の素朴な疑問に答えます(前編)> ※本誌8月24日号「日本人が知らない 変異株の正体」特集より コロナ禍を生き抜く上で厄介なのは、刻々と変異を続けるウイルスの最新情報をフォローしなくてはならないことだ。 公衆衛生当局の勧告を自分の状況に合わせて取り入れるには、さまざまなリスクを考慮して、適切な判断を下す必要がある。 ワクチンはウイルスから身を守るのに有効ではある。しかし感染が急激に拡大すれば、ワクチンを接種していようといまいと、全ての人の感染リスクが高ま…
先進国の身勝手なブースター接種はかえって危険な変異株を生み出しかねない
<アメリカと一部富裕国でワクチンの追加接種を行う計画が具体化しているが、専門家とWHOは世界的な集団免疫の獲得をめざすべきと警告している> バイデン政権は新型コロナウイルスワクチンの3回目の投与を、早ければ9月中旬に開始する準備を進めている。だが有力な免疫学者は、全世界にワクチン接種を普及させることよりも先に、富裕国が自国民の免疫をさらに高める「ブースター」接種を優先するならば、世界はますます致死性の高い変異株出現の危険にさらされることになると警告する。 ロイター通信は8月16日、アメリカ政府が2回…
新型コロナウィルスから体を守るワクチンの動画や本とサプリについてメモ
参考動画
ネット上にあった動画。2021/08/07にあった健康科学研究所・現代適塾 井上正康氏によるオンライン講座の録画と思われる動画のメモ。
新型コロナウィルスのワクチンに関する動画。
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気になる参考サイト
井上正康先生の新型コロナに関する本
井上正康先生のホームぺージとフェイスブッ…
ワクチン未接種で重症化、ICUに運び込まれる妊婦がアメリカで急増
<米CDCはワクチン接種で流産のリスクが増すことはないと発表。母体と胎児を守るためにワクチン接種を強力に推奨> 新型コロナウイルスのワクチン接種で流産のリスクが高まる可能性は認められない──米疾病対策センター(CDC)は8月11日、新たな分析結果を発表し、妊娠中の女性にもワクチン接種を強力に推奨する方針を打ち出した。 妊娠20週までにファイザーかモデルナのワクチンを少なくとも1回接種した2500人の女性を対象にした調査では、流産した人の割合は約13%で、一般的な流産率の範囲内であることが確認された。…
妊娠中にワクチンを接種したら赤ちゃんが抗体をもって生まれてきた
<生まれてくる赤ちゃんをコロナ感染から守るには、母親がワクチンを接種するのが数少ない方法の一つ> ミズーリ州セントルイスに住む女性が赤ん坊を出産すると、赤ん坊にうれしいサプライズがついてきた。新型コロナウイルスの抗体だ。これは、母親のケイトリン・ヒューバーが妊娠中にワクチン接種を受けたためにできたものだと医師たちは考えている。 どうやらワクチンは、母親と赤ん坊二人の感染予防策になるようだ。ヒューバーはほかの妊婦たちにも自分の体験を広めたいという思いから、ミズーリ州ワシントンにあるマーシー・クリニック…
株価の日米格差は縮小へ ワニの口は年内に閉じる
<年末にかけて、アメリカ株が軟調に推移する一方、日本株は底堅い展開が予想されるのはなぜか> *この記事は、ニッセイ基礎研究所レポート(2021年8月02日付)からの転載です。 1――株価の日米格差が拡大 株価の日米格差が拡大している。日経平均株価は2月に一時3万円を回復したものの、その後は軟調な展開で7月末には2万7,300円割れとなった。一方、NYダウは順調に上昇を続け、7月23日には史上初となる終値で3万5000ドルを突破した。 ワニが口を開けたように株価の明暗が分かれたのは、コロナ禍で打撃を受…