街も気持ちも華やぐ年末年始に水を差したクリスマスケーキやおせち料理などの相次ぐ値上げ……。原因は、世界的な原油高や生産財の需要急増による原材料費の高騰です。こうした傾向の長期化は、消費財を扱う企業の業績悪化を招きかねません。企業は価格や商品政策において、どんな手立てを講じれば良いのでしょうか。…
プリンスホテルが資産売却で身軽になっても、立ちはだかる「2つの高い壁」 – 事例で身に付く 超・経営思考
コロナ禍による宿泊需要の激減が、ホテル業界に戦略見直しを迫っています。中でも注目したいのが、国内ホテル大手の資産売却の動きです。今年3月に近鉄グループが8施設の売却を発表したのに続き、7月には西武ホールディングスが「ザ・プリンスパークタワー東京」を含む数十の施設売却を検討していると報道されました。果たしてこうした資産売却は、企業の経営にどのような影響をもたらすのでしょうか。…
任天堂が絶好調の今、あえて“驚きのない”新型Switchを発売する3つの勝機 – 事例で身に付く 超・経営思考
コロナ禍の巣ごもり需要拡大を追い風に、21年3月期には過去最高益を記録した任天堂。同社のビジネスをけん引しているのが、家庭用ゲーム機「Switch」です。「あつまれ どうぶつの森」など関連ソフトも好調な業績を支えています。こうした中、任天堂は10月8日、新型Switchを発売。技術的に目立った進展がないとされているこの新型機には、どんな勝算があるのでしょうか。…
キオクシア上場延期から1年、今後のリスクを4つの視点で解説 – 事例で身に付く 超・経営思考
半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(旧東芝メモリホールディングス)は、昨年見送った新規株式公開(IPO)を年内に実行する方向で調整中だ。米中分断による経済安全保障上の不安定さやパソコン関連の巣ごもり特需が一段落と見る向きもある中、同社の将来性についてどのような点に留意すればよいのか。外部環境分析の王道、PEST分析から考察する。…
エムスリーが医療業界で圧倒的な地位を確立できた理由、「4つの箱」で解説 – 事例で身に付く 超・経営思考
医療従事者専用サイト「m3.com」を運営するエムスリー。創業以来、右肩上がりに売り上げを伸ばし、2021年3月期には11期連続で純利益過去最高を更新した。同社はなぜ、たゆむことなく成長を維持できるのか。ビジネスモデルの「四つの箱」からその秘訣を探る。…
富士フイルムHD、コロナ禍最高益の背景にあるフィルム事業「消滅危機」の経験 – 事例で身に付く 超・経営思考
6月下旬、約20年にわたり、富士フイルムホールディングス(HD)の経営を担った古森重隆氏が、会長兼最高経営責任者(CEO)の座を退きました。本業の写真フィルム事業消失の危機に直面しながらも、高機能材料、グラフィック・印刷、ヘルスケアなどの成長分野を開拓し、多様な事業からなるコングロマリット(複合企業)への変革を果たした富士フイルムHD。コロナ禍にもかかわらず、2021年3月期の当期純利益が1812億円と過去最高を記録したことが、その強さを物語っています。同社から学べる新規事業推進のヒントを「アンゾフ…