コロナ禍で政治に関心高まる 若者の低投票率、脱却なるか

 新型コロナウイルス禍で、学生生活に影響を受けた若者たちが政治への関心を高めている。選挙権が18歳以上となった過去3回の国政選挙では10代、20代の投票率は他の年代に比べ低調で、右肩下がりの傾向にもある。ポストコロナ社会を見据え、論戦を繰り広げる今回の衆院選が政治参加につながるか。政党や候補者の姿勢にも注目が集まる。…

「在宅勤務に支障」の批判 それでもやめられない選挙カー

 衆院選で街中を走る選挙カーが批判の矢面に立たされている。定番のマイクでの名前の連呼は、これまでもようやく寝かしつけた赤ちゃんが起きてしまったなどと非難の声を浴びることがあったが、新型コロナウイルス禍で在宅勤務が普及した今、仕事の支障になりかねないという理由も加わった。陣営にすれば選挙カーは、大がかりな集会が難しい中での限られた“武器”。知名度アップは短期決戦を制する要素とされ、一票を投じる側の思いとは裏腹に、従来の手法へのこだわりがある。…

当確の速さ、視聴率…衆院選「開票特番」も熱い戦い

 31日に投開票される衆院選を前に、テレビ各局の選挙特別番組(特番)の準備が大詰めを迎えている。各局ともに看板番組のキャスターらが起用され、候補者とスタジオとのやり取りに独自色をもたせる工夫もみられる。迅速かつ正確に開票速報を伝えるだけでなく、視聴率をめぐる戦いも熱くなりそうだ。…