分厚い中間層構築へ 「新しい資本主義実現会議」初会合

 政府は26日、岸田文雄首相が掲げる成長と分配の好循環を具体化する「新しい資本主義実現会議」の初会合を開いた。議長を務める岸田首相や有識者メンバーらが出席して意見交換した。事務局は新産業創出や地方活性化などで分配の原資を稼ぎ、賃金引き上げで分厚い中間層を構築し、旺盛な消費を次の成長につなげるとの構想を示した。…

過労死白書、「運転」「外食」の実態を調査 自殺分析も

 政府は26日、過労死・過労自殺の現状や、国が進める防止対策をまとめた令和3年版「過労死等防止対策白書」を閣議決定した。過労死や長時間労働が懸念される業種のうち「自動車運転従事者」「外食産業」の2分野の実態調査や、過去に精神疾患を発症し労災認定された自殺者の分析結果を詳しく指摘した。…

対中「一歩も引かない」 首相、月刊誌で強調

 岸田文雄首相は月刊誌「Hanada」12月号のインタビューで、自民党総裁任期中の憲法改正実現に意欲を示した。中国に「毅然(きぜん)とした」対応を取ることも主張した。衆院選の街頭演説では改憲や中国対応に関してほとんど触れていないが、保守層にアピールする狙いがあるとみられる。…