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争点は「核ごみ」最終処分場 北海道寿都町長選で20年ぶり選挙戦
高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定にかかる第1段階の「文献調査」が行われている北海道の後志(しりべし)管内寿都(すっつ)町で21日、任期満了に伴う町長選挙が告示された。町選挙管理委員会によると、文献調査撤回を訴える新人で前町議の越前谷由樹氏(69)=無所属=と、6選を目指す現職片岡春雄氏(72)=無所属=の2人が立候補を届け出ており、20年ぶりとなる選挙戦が確定した。両陣営とも同日午前に町内の選挙事務所前で出陣式を行い、町民に支持を訴えた。投票日は26日で即日開票される。…
三菱重工の資産現金化で「日韓関係深刻に」 磯崎官房副長官
磯崎仁彦官房副長官は21日の記者会見で、韓国の元朝鮮女子勤労挺身隊員訴訟で敗訴した三菱重工が、原告側が差し押さえた同社の資産売却命令を不服とし、韓国の地裁に即時抗告したことを受け「現金化に至れば日韓関係にとって深刻な状況を招く。今後も、韓国側が日本側に受け入れ可能な解決策を早期に示すよう強く求める」と述べた。…
冬の電力不足回避へ LNG在庫、過去5年で最高水準
経済産業省は21日、冬の電力やガスの需給切迫に備え、液化天然ガス(LNG)が不足しないよう対応を協議する官民連絡会議の初会合を開いた。会議では大手電力がLNGの在庫が過去5年で最高水準にあると報告。経産省は今冬の需給切迫は回避できるとの見通しを示した。ただ、想定以上の需要拡大などに備え、在庫動向の監視を継続する方針も確認した。…
日医、「幽霊病床」の表現懸念 コロナ政府方針
日本医師会(日医)の中川俊男会長は20日の記者会見で、政府が示した今後の新型コロナウイルス対応方針のうち、補助金を得ながら患者を受け入れなかった病床を「幽霊病床」と表現したことに懸念を表明した。全国知事会が「レッテル貼り」と指摘したことを挙げ「日医も同じ考えだ」と述べた。…
宣言解除3週間 「Go To」見直し検討も効果は
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の解除から21日で3週間。観光需要は首都圏近郊など近距離の旅行で徐々に上向いているが、現時点で回復のペースは鈍く、なおも国民が旅行に慎重な姿勢を見せているとみられる。政府は起爆剤とすべく観光支援策「Go To トラベル」の再開に向け、業界全体に恩恵が行き渡るよう制度内容の変更を検討中だ。現場では多くが早期再開を求める一方、効果を疑問視する声も上がる。…
閣僚肩書、英訳に苦心 孤独担当は「ロンリネス」
岸田文雄内閣の発足に伴い、首相官邸は英語版ホームページで新設を含む閣僚一覧を掲載するなど対外発信に努めている。ただ、日本独特の担務もあり、英訳に頭を悩ますケースも少なくないようだ。…
岸田派勢力維持に苦心 接戦予想、首相自らてこ入れ
岸田文雄首相(自民党総裁)が、自身が会長を務める岸田派(宏池会)の勢力維持に苦心している。衆院選(31日投開票)前の党内勢力は第5派閥にすぎず、所属メンバーの当落は首相の政権運営に直結するからだ。だが、日本維新の会と争う大阪と兵庫や、知名度の高い旧民主党の閣僚経験者と対峙(たいじ)する静岡5区をはじめ激戦や苦戦が予想される選挙区が少なくなく、首相は自らてこ入れに乗り出している。…