夜間中学、新設の動き活発に 兵庫・姫路市は令和5年度の開校目指す

 戦争や貧困、不登校などさまざまな事情で義務教育を十分に受けられなかった人たちが通う夜間中学。これまで都市部に偏在していたが、「学び直し」の場として期待される近年は、地方にも広がりを見せて少しずつ増えている。兵庫県では県西部に夜間中学がないが、中核市の姫路市が令和5年春の開校を目指して準備を進めており、体験会を開催するなどして入学希望者の掘り起こしに懸命だ。…

期待されるスクールカウンセラー、悩み解決の糸口探る心理のプロ

 【チーム学校】子供たちが安心して学校生活を送れるよう話を聞き、心理的にサポートするのが、スクールカウンセラー(SC)だ。悩みや不安を持つ児童生徒からの相談に応じる他、保護者との面談も行う。教員と連携して子供の抱える問題のアセスメント(原因の見立て)を行い、解決策を検討する。対応する事案は不登校、発達障害、貧困、虐待など多岐にわたり、早期にこうした兆候を発見することも期待されている。…

コロナ休み、不利益回避を 高校入試で文科省通知

 文部科学省は10日、新型コロナウイルス感染や、感染への不安を理由に中学校を休んだ生徒が高校入試で不利益を被ることがないよう、内申書に出席停止日数を明記しないといった配慮を徹底するよう全国の教育委員会などに通知した。中学入試でも同様の対応を求めている。私立学校には都道府県から周知する。…