【ワシントン=大内清】バイデン米大統領は26日、ホワイトハウスでイラクのカディミ首相と会談し、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)掃討名目で同国に駐留する米軍の戦闘任務を2021年末までに終了させることで合意した。アフガニスタン駐留米軍の撤収を8月末までに完了させるのに続き、イラクでも正式に戦闘任務を終えることで、01年9月の米中枢同時テロ以降の軍事的関与を中心とした米国の中東政策は大きな転換点を迎える。…
露、ナワリヌイ氏のサイト閉鎖 批判勢力封じ込め進む
ロシア当局は26日、反体制派ナワリヌイ氏の組織がインターネットに開設していたサイトを閉鎖したと明らかにした。ロシアでは9月の下院選を控え、政権に批判的な勢力を封じ込める動きが進んでいる。ロシアメディアが伝えた。…
ロシアも日本大使に抗議 ミシュスチン首相の択捉訪問で応酬
ロシア外務省によると、モルグロフ外務次官は26日、上月豊久駐ロ大使を呼び、「断固たる抗議」を申し入れた。ロシアのミシュスチン首相の北方領土・択捉島訪問に対し、日本外務省がガルージン駐日大使に抗議したことに反発した。…
米中高官会談、中国は「態度変更」要求
【ワシントン=黒瀬悦成、北京=三塚聖平】シャーマン米国務副長官は26日、訪問先の中国・天津で中国の王毅国務委員兼外相、中国外務省で米中関係を主管する謝鋒(しゃ・ほう)外務次官と個別に会談した。プライス米国務省報道官によると、シャーマン氏は王氏と米中関係の「責任ある管理」のあり方について協議。「米中の厳しい競争を歓迎し、米国として競争力を強化していく」と述べる一方、中国との紛争は望んでいないと表明した。…
露首相が択捉島訪問、2年ぶり 北方領土の実効支配を誇示
【モスクワ=小野田雄一】ロシアのミシュスチン首相が26日、同国が実効支配する北方領土の択捉島を訪問した。ロシア通信が伝えた。ロシア政府は25日に、ミシュスチン氏が26~29日の日程で、北方領土含む極東地域を訪問すると発表していた。…
英原発新設で中国排除か 報道、人権など関係悪化
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)電子版は25日、英国内での全ての原子力発電所の新設計画について、中国国有企業の関与を排除することを英政府が検討していると伝えた。英政府は近年、香港や新疆ウイグル自治区での人権問題などを巡り中国への批判を強めており、FTは、両国の関係悪化が英側の方針の背景にあると指摘した。…
中国、米国務副長官に「中国を仮想敵に」と非難
【北京=三塚聖平】中国天津を訪問している米国のシャーマン国務副長官は26日、中国外務省で米中関係を主管する謝鋒(しゃ・ほう)外務次官と会談した。中国メディアによると、謝氏は、現在の米中関係について「難局に陥っており、深刻な困難に直面している」と強調。その上で「根本原因は、米国の一部の人々が中国が『仮想敵』とみなしていることだ」と米側を非難した。…
米、五輪開会式の視聴者数は低水準
ロイター通信は25日、東京五輪開会式を米国内でテレビで視聴した人が1670万人と低水準にとどまったと伝えた。新型コロナウイルスの感染拡大により無観客での開催となったことが影響したとみられる。…