【ワシントン=大内清】ブリンケン米国務長官は10日、世界各国や国際機関が参加する新型コロナウイルス対策に関するオンライン閣僚級会合を開催した。その中でブリンケン氏は、米政府の仲介により、米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソンが、新型コロナワクチンの公平な分配を目指す国際的枠組み「COVAX(コバックス)」を通じて紛争地で暮らす人々向けに同社製ワクチンを供給すると明らかにした。…
米中首脳会談でコロナ起源議論へ 国務長官、経済切り離し否定
ブリンケン米国務長官は10日、バイデン米大統領と中国の習近平国家主席のオンライン会談が近く開かれると明らかにし、新型コロナウイルスの起源調査を含むあらゆる問題が議論されるとの見通しを示した。米中関係に関して科学技術や経済の「切り離し(デカップリング)」を目指さない考えも表明した。米紙主催のオンラインイベントで語った。…
日本、処理水先送りせず IAEA会議で経産相ビデオメッセージ
萩生田光一経済産業相は10日、国際原子力機関(IAEA)で東京電力福島第1原発事故から10年となったことを受け開催された国際会議でのビデオメッセージで、第1原発の廃炉を「安全に着実に進める」などと説明した。廃炉に向け、処理水の対応は「先送りすることなく取り組まなければならない課題」になるとの考えを示した。…