米金融規制当局で構成するバイデン大統領直属の作業部会は1日、米ドルなどの法定通貨の価値に連動するデジタル通貨「ステーブルコイン」を巡り、議会に迅速な法整備を求める報告書を公表した。金融機関と同様に、ステーブルコイン発行者を当局の厳格な監督下に置き、破綻に備えた利用者保護の仕組みを整えることなどを要請した。…
米インドネシアが首脳会談、連携強化 豪原潜問題を説明か
バイデン米大統領は1日、インドネシアのジョコ大統領と英北部グラスゴーで会談し、米国のインド太平洋戦略にとって重要な地域大国インドネシアとの連携強化を図った。インドネシアは米英が協力するオーストラリアの原子力潜水艦配備計画に警戒感を抱き、米中の対立激化も懸念している。米側は原潜計画について説明した可能性がある。…
トランプ前政権のパリ協定離脱を謝罪 バイデン米大統領
バイデン米大統領は1日、英北部グラスゴーで開かれている国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の関連イベントで、トランプ前政権による地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」からの米国離脱を謝罪した。…
米、COP26で途上国支援主導 中国の外堀埋める
【エディンバラ(英北部)=塩原永久】バイデン米大統領は国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で、温室効果ガス削減目標達成への決意を示し、各国の積極的な対策推進を促す構えだ。「米国で過去最大」(米政権幹部)となる対策費を投じ、発展途上国への支援も増強。「発展の権利」を主張し、一段と踏み込んだ対策に消極的な中国の外堀を埋める戦略を描く。…
6年ぶりのCOP26首脳級会合で気候変動問題協議
【グラスゴー(英北部)=板東和正】国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の首脳級会合が1日、英北部グラスゴーで開催。温室効果ガスの削減目標や途上国への資金支援などをめぐり、各首脳が2日まで討議する。首脳級が集まるのは、気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」が採択された2015年のCOP21以来6年ぶり。…
北京、政府機関でエレベーター制限 電力不足も背景に
北京市当局は1日、中国共産党・政府機関や国有企業に対し、エレベーターの利用制限を求めることなどを盛り込んだ省エネ対策案を発表した。脱炭素社会の実現へエネルギー消費を抑制するため。深刻な電力不足も背景にあるとみられる。中国メディアが伝えた。…
米メディア 自民単独過半数は「対中、対北で堅固な地盤」
【ワシントン=大内清】米メディアでは10月31日、衆院選で自民党が単独過半数を確保したことを、外交政策の継続性などの点から前向きに評価する報道が目立った。
国連事務総長が不満表明 G20の温暖化対策めぐり
グテレス国連事務総長は31日、ローマで開かれた20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の地球温暖化対策の成果について「歓迎するが、希望は満たされずにローマを去る」とツイッターで不満を表明した。…
米大統領、中露に「失望」 気候変動対策で目標引き上げず
【ローマ=塩原永久】バイデン米大統領は10月31日、20カ国・地域首脳会議(G20サミット)閉幕後に記者会見し、中国やロシアが温室効果ガスの削減目標を引き上げず「失望」したと述べた。今後は中露などの対策強化が「引き続き焦点になる」と指摘。同日始まった国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で働きかけを強める構えを示した。…