「中国プロパガンダに加担するな」 国際人権団体がIOC批判

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は22日、国際オリンピック委員会(IOC)が、動静が分からなくなっていた中国の女子テニス選手、彭帥さんの無事をテレビ電話で確認したと発表したことについて「中国政府のプロパガンダに加担するな」と批判する声明を発表した。…

米FRB議長、パウエル氏再任 副議長にブレイナード氏 ホワイトハウス発表

 【ワシントン=塩原永久】バイデン米大統領は22日、米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に、現職のジェローム・パウエル氏を再任することを明らかにした。副議長には現理事のラエル・ブレイナード氏を昇格させる。ホワイトハウスが発表した。バイデン氏は、新型コロナウイルス禍で打撃を受けた米国経済の早期回復を実現したパウエル氏の実績を重視し、続投を決めた。…

欧州移民めぐり緊張続く ベラルーシ当局が暴行

 【モスクワ=小野田雄一】欧州連合(EU)への移住を望む中東などの人々がベラルーシに入国し、ポーランド国境で立ち往生している問題は、帰国作業が始まるなど状況悪化に一定の歯止めがかかっている。ただ、ベラルーシ当局による暴行の証言や、ベラルーシがEU側への不法越境を手助けしているとする情報が出るなど、緊張はなお続いている。…

北京五輪外交的ボイコット、英国でも 中国は反発

 中国政府による新疆ウイグル自治区での人権侵害や香港での民主派弾圧を問題視する立場から、北京冬季五輪に首脳や政府使節団を送らない「外交的ボイコット」を検討している米国に続き、英国でも外交的ボイコットを検討すべきとの議論が出ている。…

中国、ASEAN取り込み 英国はG7に招待

 中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)は22日、オンライン形式で特別首脳会議を開催した。中国の習近平国家主席は「包括的戦略パートナーシップを構築した」と述べ、関係格上げを正式に宣言した。一方、先進7カ国(G7)の議長国を務める英国は同日、12月に英中部リバプールで行われる外相会合にASEAN加盟国を招待すると表明。インド太平洋地域の中心に位置する東南アジアの戦略的重要性が高まる中、欧米と中国が影響力拡大を狙う構図が鮮明となった。…

「国中停電してしまう」グレタさんから距離を置くドイツの“大人の事情”

 11月13日夜(日本時間14日早朝)、会期が2日延長されたCOP26(国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議)がようやく閉会した。今回は英国が議長国のため、会議はスコットランドのグラスゴーで開かれていた。議長を務めた英国のシャーマ前ビジネス相は、最後の本会議で成果文書「グラスゴー気候協定」を採択するときのスピーチで、「こんな流れになってしまった」ことを謝罪し、無念の涙に声を詰まらせた。…