【北京=三塚聖平】新型コロナウイルスの流行を強権的な手法で押さえ込んできた中国で、感染力が強いインド由来の変異株(デルタ株)の感染拡大が続いている。江蘇省南京市を中心に感染が広がり、中国メディアによると7月20日から31日までに中国全土の20都市以上で300人超の感染を確認。感染拡大を受けて世界文化遺産「兵馬俑(へいばよう)」が臨時休業となるなど、夏の旅行シーズンを迎えた中国で警戒が強まっている。…
米英「イランが攻撃」と非難 イスラエル系運航タンカー
中東オマーン沖で起きたイスラエル系企業運航のタンカーへの攻撃について、ブリンケン米国務長官とラーブ英外相は1日、イランが攻撃したとして非難する声明を発表した。イランは関与を否定しており、米英との緊張が高まるのは必至。…
ベラルーシ選手、保護要求 五輪代表チームの帰国強制拒否
東京五輪のベラルーシ代表として2日の陸上女子200メートル予選に出場予定だったクリスツィナ・ツィマノウスカヤ(24)が1日、強制的に帰国させるためチームによって羽田空港に連れて行かれたと、ロイター通信などが伝えた。ツィマノウスカヤは、代表コーチへの批判が理由で不当だとして航空機への搭乗を拒否、日本の警察に保護を求めた。…
「英は米軍のまねするな」 中国紙、南シナ海で警告
中国共産党の機関紙、人民日報系の環球時報は30日付の社説で、南シナ海に入った英空母「クイーン・エリザベス」に対し、米軍をまねて中国の主張する領海に入るなどすれば、中国軍による「一罰百戒の目標になり得る」と強く警告した。…
北の指令受け活動か 韓国、米戦闘機配備めぐり捜査
複数の韓国メディアは31日までに、北朝鮮工作員の指令を受けて米国製最新鋭ステルス戦闘機F35Aの韓国軍への配備に反対する活動をしたとして、警察当局と情報機関の国家情報院が国家保安法違反の疑いで活動家ら4人を捜査していると報じた。…
ミャンマー政変から半年 国軍支配長期化の兆し
【シンガポール=森浩】ミャンマー国軍がクーデターで実権を握ってから1日で半年となる。国軍はクーデターに抵抗する市民を武力で押さえ込み、弾圧による死者は939人(7月30日時点)。国際社会は有効な圧力を打ち出せず、強権的な国軍の支配は長期化の兆しが見える。…
軍に技術開発の加速指示 習氏、近代化の目標強調
中国共産党が30日に開いた軍に関する学習会で、習近平党総書記(国家主席)は「科学技術の自立自強を進め、核心技術の開発を加速しなければならない」と指示した。軍創設100年となる2027年までに軍の近代化を進め能力を高める「奮闘目標」を実現すると、改めて強調した。国営通信、新華社が31日伝えた。…
アメリカとは何なのか? 「タイム」誌で知るその実情
【久保田勇夫の一筆両断 金融から世界が見える 日本が見える】私はこれまで30年以上、米週刊誌「タイム」を購読している。定期購読を始めたのは1980年代前半、私が大蔵省(現財務省)の財務官室長であったころである。読み始めた理由は、これによって何とか「アメリカ英語」をマスターしたいと思ったからである。イギリス英語については、2年間のオックスフォード大学留学時代にどっぷりと浸かっていたこともあり、かなりの水準に達したと考えていた。彼らの話す英語を、いい加減に聞きながらでも理解できる程度になっていたのは、…
東京五輪、「スポーツの祭典」で国際政治に揺れた選手たち
権力を不正奪取した政権の下で代表となる是非で割れた選手。政治的に対立する国の代表との対戦を避けた選手。東京五輪では国際政治を反映して揺れたアスリートらの姿もあった。
日本企業タンカーに攻撃、2人死亡 オマーン沖
中東オマーン沖のオマーン湾で29日、イスラエル系企業が運航する石油タンカーが何者かの攻撃を受け、英国人とルーマニア人の乗組員2人が死亡した。ロイター通信などが伝えた。運航側によると船主は日本の企業で、海賊被害を受けた可能性があるという。被害状況など詳細は不明。…