中国でデルタ株の感染続く 夏休みの中国で警戒強まる

 【北京=三塚聖平】新型コロナウイルスの流行を強権的な手法で押さえ込んできた中国で、感染力が強いインド由来の変異株(デルタ株)の感染拡大が続いている。江蘇省南京市を中心に感染が広がり、中国メディアによると7月20日から31日までに中国全土の20都市以上で300人超の感染を確認。感染拡大を受けて世界文化遺産「兵馬俑(へいばよう)」が臨時休業となるなど、夏の旅行シーズンを迎えた中国で警戒が強まっている。…

ベラルーシ選手、保護要求 五輪代表チームの帰国強制拒否

 東京五輪のベラルーシ代表として2日の陸上女子200メートル予選に出場予定だったクリスツィナ・ツィマノウスカヤ(24)が1日、強制的に帰国させるためチームによって羽田空港に連れて行かれたと、ロイター通信などが伝えた。ツィマノウスカヤは、代表コーチへの批判が理由で不当だとして航空機への搭乗を拒否、日本の警察に保護を求めた。…

ミャンマー政変から半年 国軍支配長期化の兆し

 【シンガポール=森浩】ミャンマー国軍がクーデターで実権を握ってから1日で半年となる。国軍はクーデターに抵抗する市民を武力で押さえ込み、弾圧による死者は939人(7月30日時点)。国際社会は有効な圧力を打ち出せず、強権的な国軍の支配は長期化の兆しが見える。…

軍に技術開発の加速指示 習氏、近代化の目標強調

 中国共産党が30日に開いた軍に関する学習会で、習近平党総書記(国家主席)は「科学技術の自立自強を進め、核心技術の開発を加速しなければならない」と指示した。軍創設100年となる2027年までに軍の近代化を進め能力を高める「奮闘目標」を実現すると、改めて強調した。国営通信、新華社が31日伝えた。…

アメリカとは何なのか? 「タイム」誌で知るその実情

 【久保田勇夫の一筆両断 金融から世界が見える 日本が見える】私はこれまで30年以上、米週刊誌「タイム」を購読している。定期購読を始めたのは1980年代前半、私が大蔵省(現財務省)の財務官室長であったころである。読み始めた理由は、これによって何とか「アメリカ英語」をマスターしたいと思ったからである。イギリス英語については、2年間のオックスフォード大学留学時代にどっぷりと浸かっていたこともあり、かなりの水準に達したと考えていた。彼らの話す英語を、いい加減に聞きながらでも理解できる程度になっていたのは、…

日本企業タンカーに攻撃、2人死亡 オマーン沖

 中東オマーン沖のオマーン湾で29日、イスラエル系企業が運航する石油タンカーが何者かの攻撃を受け、英国人とルーマニア人の乗組員2人が死亡した。ロイター通信などが伝えた。運航側によると船主は日本の企業で、海賊被害を受けた可能性があるという。被害状況など詳細は不明。…