SBIが新生銀にTOB 敵対的の可能性も 連結子会社化目指す

 インターネット金融大手のSBIホールディングス(HD)は9日、新生銀行に対しTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。SBIは既に新生銀株式の約20%を保有する筆頭株主だが、約1164億円を投じて最大48%まで出資比率を高め、連結子会社化を目指す。事前協議は行われておらず、新生銀の対応次第では敵対的TOBにもつれ込む可能性がある。…

個人消費低迷…遅れる追加経済対策 家計支援策が総裁選の焦点に

 新型コロナウイルスの変異株拡大で個人消費の低迷が続いている。総務省が7日発表した7月の家計調査は消費支出が2カ月ぶりに前年の水準を上回ったが、景気が大きく落ち込んでいた昨年の反動増が大きく、前月比では3カ月連続でマイナスだった。菅義偉首相の退陣表明で追加経済対策の編成は出遅れが避けられず、次期政権を決める自民党総裁選は効果的な家計支援策が焦点になりそうだ。…

自民党総裁選 岸田氏・高市氏が経済政策発表、沸く論戦

 自民党総裁選は岸田文雄前政調会長と高市早苗前総務相が8日、記者会見を開いて経済政策を発表し、日本経済の再浮揚に向けた論戦が本格化した。市場原理を重視する新自由主義からの決別を訴える岸田氏に対し、高市氏は安倍晋三前政権の経済政策「アベノミクス」の深掘りを主張。海外に比べて持ち直しが遅れた国内景気の早期回復と、新型コロナウイルス禍で拡大した格差の縮小を両立できるかが課題になりそうだ。…

公取委、中小へのしわ寄せ防止にアクションプラン公表 最低賃金引き上げ控え

 公正取引委員会は8日、最低賃金の引き上げに伴って、中小企業が取引先から買いたたきなどの不当なしわ寄せを受けることがないよう、下請法の執行強化や相談対応強化などを柱とするアクションプランをとりまとめた。賃金上昇分のコストを取引価格に適切に反映できる環境整備に取り組む構えだ。…

仮想通貨が利子収入を生む「レンディング」、年利6%でも得と言い切れない訳

<仮想通貨を預けて利子収入を得るレンディングへの注目が高まっているが、その適正なリスクの計算と、DeFiとの違いを探る> 仮想通貨を預けることで定期的に利子を受け取れるレンディングサービスが、新たな投資マネーを引きつけています。これまで仮想通貨業界では、トレードやレバレッジ取引、取引所間の価格差を狙った裁定取引などが主流でした。仮想通貨レンディングは、2018年中頃から人気が出始めた新たな投資手段です。 仮想通貨投資には長期保有を意味する「ガチホ」というスタイルも存在します。レンディングとガチホは、…

みんなの銀行、北島康介氏とタッグ プロ競泳チーム支援

 ふくおかフィナンシャルグループ傘下でスマートフォン専用の「みんなの銀行」は6日、競泳の五輪2大会連続金メダリスト、北島康介氏がゼネラルマネジャーを務めるプロ競泳チーム「東京フロッグキングス」(TFK)とパートナーシップ契約を結び、預金を通じてチームを支援できるサービスを始めたと発表した。口座の預金残高に応じて、チームに活動支援金が渡る仕組みで、同行は金融サービスでチームとファンをつなぐ役割を担う。…