新型コロナウイルスは、繰り返し発生する「エンデミック」になる。そのとき人類は、どう立ち向かうべきなのか?

新型コロナウイルスの新たな変異株である「オミクロン株」が急速に全世界に広がるなか、新型コロナウイルスが特定の地域で継続的に発生するエンデミック(風土病)の状態になる可能性が指摘されている。そもそも、何をもって「エンデミック」の状態と呼ぶのか? そしてエンデミックの状態になったとき、人類はいかにウイルスと闘い、共存していくことになるのか。

新型コロナウイルス感染症の「新しい治療薬」が、この闘いにおける“ゲームチェンジャー”になる

新型コロナウイルスのワクチンの3回目の接種が進められるなか、“ゲームチェンジャー”になりうる成果が次々に発表された。それは錠剤を飲むタイプの新型コロナウイルス感染症の治療薬だ。複雑な温度管理が不要で流通が容易な錠剤は簡単に投与できるだけでなく、ジェネリック医薬品メーカーを通じて低所得国にも低価格で供給されることが明らかになっている。