新型アクア採用の 「バイポーラ型」駆動用バッテリーはリチウムイオンとどう違うか

トヨタは7月に新型アクアの発表を行っているが、その特徴の一つに量産車の車載電池とし初めて「バイポーラ型ニッケル水素電池」を採用している点がある。バイポーラ型では、バイポーラ型は、各セルモジュールの大きさを小型化でき、部品点数を削減できるほか、セル間の接続にコネクタを使わず直接接続できることから、通電面積が広く大電流を流しやすい特徴があるという(日経新聞、Car Watch)。

Car Watchの記事によれば、新型アクアに搭載されるバイポーラ型では、先代アクアに採用されていたたニッケル水素電池と…

中国CATL、ナトリウムイオン電池を発表。商用化へ

中国車載電池大手のCATL(寧徳時代)は7月29日、オンライン発表イベントでナトリウムイオン電池(NIB)を発表した。2023年までに基本的な産業チェーンを形成、初の商用化を行うとしている。同社によるとNIBには低温耐性の高さ、急速充放電性能の高さ、環境適合性の高さという三つの特徴があるとしている。公開された第1世代NIBでは、重量エネルギー密度は160Wh/kgと3元系リチウムイオン電池(LIB)の240~270Wh/kg、同社の扱うリン酸鉄(LFP)系LIBが同180~200Wh/kgと比べると…