Apple が子供を守る取り組みに関する Web ページで、児童虐待コンテンツ (CSAM) に言及する記述をすべて削除している (Mac Rumors の記事、 Internet Archive 新旧比較)。
8 月に公開されたこの Web ページは米国向けで、Apple デバイスで子供を性的虐待から守る取り組みの強化を紹介している。取り組みの中心となるのは CSAM の拡散防止であり、iOS / iPadOS デバイスで写真を iCloud 写真へ保存する際にデバイス上でスキャンを行うなどの対策が示されていた。しかし、プライバシーなどの面で強い懸念が示され、9 月には計画延期が発表された。
今回の変更では CSAM への言及がすべて削除されたことに伴い、iCloud 写真に写真を保存する際の 対応も削除された。また、検索に関する取り組みでも CSAM への言及が削除されたほか、「メッセージ」アプリで検出する写真の種類が「露骨に性的な写真 (sexually explicit photos)」から「ヌード写真 (nudity)」に変更されている。
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