Appleは 3 日、子供を性的虐待から守る取り組みの強化計画を延期すると発表した(Apple – Child Safety、 The Guardian の記事、 The Verge の記事、 9to5Mac の記事)。
Apple が 8 月初めに発表した計画では、子供が「メッセージ」アプリで性的に露骨な写真を送受信しようとすると警告したり、iCloud 写真へ写真を保存する際に既知の CSAM 画像のハッシュと照合したりといった児童性的虐待素材 (CSAM) の拡散防止を取り組みの中心としていた。
写真のスキャンはデバイス上で行われるが、誤検知や悪用を懸念する声が数多く出ている。そのため Apple では今後数か月かけ、子供を守るための非常に重要な機能をリリースする前にさらなる情報収集と改善を行うとのことだ。
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