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ワラーでは毎朝、全部のクラスがホールに集まって、
季節の歌をうたって、朝の祈りを唱えます。

「朝の祈り」

私は世界を見ます。
そこでは太陽が輝き、
星が瞬き、
石が黙っています。
植物が育ち、
獣が生活し、
魂を与えられた人間が、精神に居場所を与えています。

私は私のなかにある魂を見ます。
神様は動きます、
太陽の光の中で、
魂の光の中で、
外に広がる世界で、
この魂の奥底で。

神様、
今私はあなたに心をむけて祈ります。
私に強さと祝福を与えてください。
私の心の一番奥で、
学びと働きが育つように。
         (シュタイナー)

私は、何の宗教も信じていないけれど、
この世界は、人の営みと目に見える自然の営みだけで動いているわけじゃないと、そう考える方が筋が通ると、そんなふうに思っています。

この世界の光の中に自分は存在していて、
そしてそこに働くものと同じ力が、自分の心のいちばん奥で輝いていて、私たちの成長を助けている。

こういう考え方は、私たちの心に暖かい力強さと喜びを与えてくれるし、そしてやっぱり理にかなった考え方だと、私は思っています。