日経ものづくり 2021年9月号

 いわゆる「ゴーン体制」から脱却し、事業構造改革計画「日産ネクスト」を発表した日産自動車は業績回復に向けて進み始めた。世界一を目指した拡大戦略が「事業とブランドを毀損」(同社の内田誠社長兼最高経営責任者)したため、マイナスからの再出発となる。内田社長の下、事業の選択と集中で大幅なコスト削減を図るとともに、「日産らしさ」の付加価値と持続可能な成長を両立させるべく、脱炭素分野で「技術の日産」を存分に発揮する。果たして、日産自動車は復活を果たせるか。…

ZEB、木造、健康を一体に

 最近のZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)は、省エネルギーという目的に「木材利用」や「健康促進」を組み合わせた事例が増えている。その一例となった「熊谷組福井本店」は、どのように計画を具体化したのか。前編に続き関係者が語る。…

ソフトバンクの空飛ぶ基地局「HAPS」、27年商用化へ開発着々

 ソフトバンクが空飛ぶ基地局「HAPS」(成層圏プラットフォーム)の開発を急ピッチで進めている。2021年7月末に開催した6G関連のラボツアーでは、無人飛行機とともに成層圏を飛んだペイロード(基地局)や、ペイロードの移動によって通信が不安定になる「Moving Cell問題」の解決を狙った開発品を報道関係者に公開した。27年を目標とするHAPS商用化に向けて、同社は着々と開発を進めている。…

3次元曲面ガラスファサードの支持部材を3Dプリンターで生産、清水建設が新構法

 清水建設は、複雑な曲面形状のガラスファサードを構築する「3次元曲面ガラススクリーン構法」を開発した。曲面ガラスを点支持する部材を最適設計するとともに、3D金属プリンターを用いて支持部材を一品生産する。3次元曲面の設計の自由度を高めながら、施工性や施工品質を確保する。…

STのGaNモジュールが出そろう、45~400Wの電源をカバー

 伊仏合弁STMicroelectronics(STマイクロエレクトロニクス)は、GaNモジュールの新製品を2つ発売した。どちらも同社のGaNモジュールファミリー「MasterGaN」に含まれる製品である。今回の新製品発売により、予定していた同ファミリーの5製品が出そろった。ファミリー全体で、出力電力が約45〜400Wの電源回路に対応できる。…

世界IT大手17社の21年4~6月期決算は好調、ハードもプラス成長に

 世界の企業向けIT大手17社の2021年4~6月期の四半期決算が出そろった。17社のデータセンター(サーバー、ストレージ、ネットワーク機器)、ソフトウエア、サービス、パブリッククラウドの4事業分野の合計売上高は1460億6500万ドル(約15兆9211億円)となり前年同期を15.8%上回った。…