神奈川県鎌倉市の住宅で、78歳の男性が腹部などを刺され倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認された。警察は殺人事件とみて捜査している。
22日午後7時半ごろ、鎌倉市雪ノ下の住宅で、この家に住む奥村直司(78）さんが、腹部や額などを刃物のようなもので、刺され倒れているのが見つかった。奥村さんは、病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
奥村さんは２階の部屋で、床の上に仰向けで倒れていた。現場に凶器とみられるものは残されておらず、部屋に荒らされた形跡はなかったという。
奥村さんを知る人：いつも自転車で買い物に行ったり、元気な感じだった。最近姿見えなくて心配していた。温厚な穏やかな人だった
別の奥村さんを知る人：奥村さんは、いつも家の前を掃除していた。ほんとうにビックリした。
奥村さんは、長男(40）と、妹(74）、妹の長男(46）との４人暮らし。妹の長男とは連絡が取れていないという。当時、妹が、食事の準備ができたため、2階の部屋まで呼びに行ったところ、奥村さんが刺されて倒れているのを見つけたという。
現場周辺はＪＲ鎌倉駅からおよそ１キロの観光地。鶴岡八幡宮も近い。現場の状況などから、警察は殺人事件とみて捜査している。