スーダン情勢

スーダンでは軍が暫定主権評議会を設置しましたが、その後12~13日にかけて、情勢は沈静化するどころか、首都ハルツームの各地の他、ポートスーダン等他の都市でも軍に反対し、文民政府への復帰を求める抗議活動が続いている模様です。アラビア語メディアによると、抗議…

米・カタール関係強化

米・カタール関係は以前から極めて良好ですが、このところ湾岸諸国の中でもシリア問題やスーダン問題等で必ずしも米国と足並みをそろえていないところ(特にUAE)が目立ちますが、その中でカタールとの関係がさらに強化されているのが興味深いところです・一つは米国務長官と…

イエメン情勢(ホデイダ)

先日は南部の暫定首都アデンからのサウディ軍の撤収について報告しましたが、今度は西部の主要港ホデイダ(サナアの外港)からの親UAE軍の撤収です。たしかホデイダを巡っては昨年から政府軍とhothy軍の間で激しい戦闘が続き、これを収めるためにストックホルム合意とやらが…

べラルスと中東難民(人道危機)

多数の中東からの難民がべラルスからポーランド等隣接国を通って、EU諸国に入ろうとして、べラルス―ポーランド国境に滞留し、非常な寒さの中で人道上の危機が起きていることは、CNNやBBC等が大きく報じているところですが、それら放送が報じている通り、この問題はこれまで…

スーダン情勢(米国等の共同声明)

スーダン情勢について、al sharq al wsat net は、米や複数の欧州諸国が12日共同声明で、新しい暫定主権評議会の設置を批判したと報じています。それによると米、EU,英、ノルウェイ、スイス等は、その中で主権評議会の設置はスーダン国民の願望に反し、スーダンの安定と…

アラファトとパレスチナ問題

すっかり忘れていましたが、昨日の11月11日はパレスチナの前PLO議長の命日でしたね(2004年11月11日)。もっとも、これは私だけでなく、アラビア語メディアでも昨日は特に取り上げるところはなかった模様で、敢えて言えば、アラファトも遠くなったものだ、とい…

イラク政局

イラク総選挙後の政局については、親イラン系民兵支持者の抗議デモやカズミ首相宅に対するドローン攻撃等を受け、イラン革命防衛隊の対外工作部コドス部隊の司令官がバグダッドを訪問し、関係者と協議をしている他、クルド自治区も訪問した等活発に動いているようですが、そ…

イラン核協議問題(革命防衛隊司令官の発言)

核協議再開問題については、どうもイランが協議前にも、合意の敷居を上げようとしているのではないか?とのアラビア語メディアの記事を紹介しましたが、al sharq alawsat netは、革命防衛隊航空・宇宙司令官が12日、協議の対象には弾道ミサイル及びドローン等は入らないと…

暫定主権評議会の設立(スーダン)

スーダンでは各地で抗議デモが治まらない等、不安定な情勢が続いていましたが、アラビア語メディアはいずれも、ブルハン暫定政権大統領が、11日新しい暫定主権評議会を設置し、自らその議長に就任したと報じています。それによると、評議会の構成は5人が軍人で、3名が文…