木に空いた穴を「1日以内に完全修復」できるアリを発見!

アステカ・アント(パナマで撮影)
Credit: Bruno de Medeiros/iNaturalist/CC BY 4.0

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中南米パナマの熱帯雨林にて、アリの驚くべき能力が新たに発見されました。

セクロピア(Cecropia)という木に生息するアステカ・アルファリ(Azteca alfari)は、木の表面にあいた穴を1日以内に完全修復できることが判明したのです。

アリの子どもや卵など、巣内のコロニーが危険にさらされた時に、修復行動が最も頻繁に起こったとのこと。

研究は、昨年の12月30日付けで学術誌『Journal of Hymenoptera Research』に掲載されています。

目次 パチンコ玉が当たったことで偶然発見! パチンコ玉が当たったことで偶然発見! この修復現象は、地元のインターナショナルスクールに通う高校生のAl…

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参考文献

These Ants Can ‘Heal’ Wounded Trees in a Fascinating Symbiotic Relationship
https://www.sciencealert.com/these-ants-heal-wounded-trees-in-a-fascinating-symbiotic-relationship

元論文

Azteca ants repair damage to their Cecropia host plants
https://jhr.pensoft.net/article/75855/

アリは「口移し」で仕事に必要なタンパク質を交換していた

アリは唾液を通して「タンパク質」を交換している
Credit: jp.depositphotos

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フリブール大学(University of Fribourg・スイス)の研究により、オオアリは、口移しで唾液を交換することで、コロニーの社会システムを強化し、円滑にしていることが明らかになりました。

これまでの研究ですでに、ある種のアリが、情報共有のために唾液を交換することが分かっています。

しかし本研究では、単なる情報共有を超えて、採食係・世話係・女王など、それぞれの役割を果たすのに必要な分子を直接分け合っているとのことです。

研究は、11月2日付けで学術誌『eLife』に掲載されています。

目次 アリには自分用と社会用の「2つの胃」がある アリには自分用と社会用の「2つの胃」がある 研究主任で、進化生物学者のアドリア・ルボフ(Adria…

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参考文献

Ant Colonies Can Share a Single ‘Social’ Metabolism, All Thanks to The Way They Kiss
https://www.sciencealert.com/ant-colonies-can-share-a-single-social-metabolism-all-thanks-to-the-way-they-kiss

元論文

Biomarkers in a socially exchanged fluid reflect colony maturity, behavior and distributed metabolism
https://elifesciences.org/articles/74005