「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」レビュー –

 「ファイナルファンタジーXIV」の4つ目の拡張パッケージ「暁月のフィナーレ」が2021年12月7日に発売された。「新生エオルゼア」、さらにその前の「旧FFXIV」から語られてきた物語の総決算的な内容が、怒涛のボリュームで展開する。  発売から約1カ月は「FFXIV」ユーザーならご存じの通りネタバレ配慮期間だったが、2022年1月4日に公式からネタバレ解禁のアナウンスがあり、ようやくメインストーリーについても語ることができるようになった。そこで、今回はサードウェーブのゲーミングPC「GALLERIA(ガレリア) ZA9C-R39 第11世代Core搭載」を使って、「FFXIV: 暁月のフィナーレ」をレビューしていきたい。  なお、ネタバレ解禁とは言え、これからプレイを検討する人もこの記事を読む可能性があることを踏まえ、ネタバレは最小限に留めている。「暁月のフィナーレ」で何が起こり、どういう結末を迎えるのかはぜひご自分で確かめてほしい。 【GALLERIA ZA9C-R39 第11世代Core搭載】 今回のレビューで使用したゲーミングPC「GALLERIA ZA9C-R39 第11世代Core搭載」 圧倒的な物量で世界の秘密がすべて解き明かされていく  「暁月のフィナーレ」は、ハイデリン&ゾディアーク編と呼ばれる大きなサーガの完結編にあたる。「旧FFXIV」から数えると、10年を超える長い時間をかけて積み上げられてきた物語の最後を飾る作品だ。前拡張「漆黒のヴィランズ」でも、次々に伏線が解消され「FFXIV」の根底を流れていた重要な設定が明らかになっていった。「暁月のフィナーレ」では、「漆黒のヴィランズ」で描かれなかったさらなる世界の真実に肉薄していくことになる。 世界を異形の獣が覆い尽くす終末が発生する  「暁月のフィナーレ」は、新型コロナ感染症の影響で、リリース時期が拡張パック恒例の夏ではなく秋と発表され、さらにアーリーアクセス直前に突然の2週間延期が発表されるなど、発売までの道筋は平坦ではなかった。しかし、「漆黒のヴィランズ」の評価が高かっただけに、ファンからは「待つのでじっくりと作ってください」という寛容な意見が多かった。  だが、焦らされるたびに待つ方の期待値は上がっていき、満足度のハードルは上がっていった。「暁月のフィナーレ」の最大のライバルは前作「漆黒のヴィランズ」であり、その高評価を塗り替えることは不可能ではないかと、筆者も内心思っていた。 「漆黒のヴィランズ」で明らかになったゾディアークとハイデリンの関係にさらに肉薄していく  しかしその予想は、良い意味で裏切られた。個人的には「漆黒のヴィランズ」ほどのガツンとしたカタルシスはないが、圧倒的なボリュームとクオリティで結末までを描き切った本作は、間違いなく「FFXIV」というタイトルの集大成といえるだろう。ストーリー中には開発のメッセージを代弁していると思えるようなセリフがたびたび登場する。不可能だと思われていた作り直しからここまで、開発側にはプレーヤー以上に強い思い入れがあって当然だ。  「FFXIV」は拡張パッケージが出るたびにユーザー数が増えていく規格外のMMORPGだが、「暁月のフィナーレ」では、エンディングを完全に描き切るという、これまたMMORPGとしては異例すぎる偉業を達成してくれた。これまで出会ってきた多くのキャラクターが総出演し、総力を挙げて世界の危機に立ち向かう。物語は「漆黒のヴィランズ」のアップデートですでにスタートしており、いったいこの後何が語られるのだろうと少々不安に思ってすらいたが、まさかこれほど長い物語が後に続いてくるとは予想していなかった。 選択肢で発生するアルフィノ、アリゼーとグ・ラハと一緒の食事イベント  プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏が、これまでの拡張パッケージについて「RPG1本分のストーリーを楽しめる」と言った説明をしてきたが、今回は1本どころか、スタンドアロンRPG2本分以上のボリュームといっても過言ではない。ボイス付きのカットシーンの量やアニメーションの細かいこだわりなどは「漆黒のヴィランズ」を軽く上回っている。やりすぎて多少くどく感じられるところもあるが、最初から終わりまで手を抜いている場所がまったくないと思えるほどの濃密さだ。 個性的な3つの国でそれぞれの物語を味わう  今回プレーヤーの拠点となるのはオールド・シャーレアンとラザハン。オールド・シャーレアンは、アルフィノやアリゼーたちの故郷であり、メインストーリー進行中に常に仲間たちが集まる場所となる。  魔法大学や図書館がある学術都市であり、港近くにあるカフェで読書をしている人がいたり、本を売る屋台があったり、道で熱心に話し合う学生の姿を見かけたりと、大学がある街特有の知的な雰囲気を感じる。ほかにもここには、長らく暁の血盟を支えていたバルデシオン委員会の支部やアルフィノたちの実家もある。ストーリーの中で訪れる機会もあり、ルヴェユール家のファミリードラマも見どころの1つだ。 【オールド・シャーレアン】  オールド・シャーレアンの地下には、シャーレアン人が収集した知識や生物などを保管、観察している研究施設ラヴィリンソスがある。人口太陽に照らされた地下とは思えない空間に、畑や酪農場、試験河川などが自然豊かに広がっている。ちなみにローポリ過ぎると海外でミームとなったブドウ園もここにある。 【ラヴィリンソス】  ラザハンは、イルサバード大陸の南に位置するサベネア島にある都。代々太守によって治められている貿易と錬金術の都で、首都ラザハンはアジアンテイストあふれる極彩色の荘厳な街だ。ここには、「漆黒のヴィランズ」終盤に世界各地に現れた塔を追って訪れることになるのだが、その際使うことになる新型エーテライト周りのクエストでは、暁メンバーのあまり普段見ることができない一面を垣間見ることができる。  ラザハンは、メインストーリー終了後には各種トークンを交換する場所になる。メインストーリー中は塔の影響で、貿易ができなくなり、町から活気が消えてしまっているが、この原稿執筆時点では新式装備を作るクラフターや、トークン装備の交換や試着にくるプレーヤーで、往時の貿易都市らしい賑わいを感じられる雑多な空気に満ちている。  そして、ついにプレーヤーが足を踏み入れることになるガレマール帝国の首都ガレマルドは、王位継承の内乱と塔からあふれたモンスターによって、荒廃している。これまで常に雑魚的な存在として登場してきたガレマール兵だが、「暁月のフィナーレ」では初めて彼らが血の通った人間として描かれる。  もちろん今までも帝国の将兵たちの思いは、メインストーリーはもちろん「南方ボズヤ戦線」や「ウェルリト戦役」などでも語られてきた。だが、ガレマルドに住む普通の住民たちが、自分たちの国をどう考えているのかが、ユルスという下級士官の視線で語られる。  氷に閉ざされた廃墟という陰鬱なロケーションや、派手さのない重苦しく社会的政治的背景が色濃いいストーリーが続くガレマルドのストーリーは、かなり賛否が分かれる部分かもしれない。だが、派手な部分だけではない、戦いの側面をしっかりと描いてあるからこそ、物語への没入感が深まる。筆者と同じく、社会派ドラマやドキュメンタリーを見るのが好きなタイプの人には、きっと刺さるはずだ。  ネタバレのために言及はしないが、ほかにも2つの新エリアが登場する。それぞれの場所には、違う物語があり、それが「終末」という1つの事象によってつながれていく。「暁月のフィナーレ」はそういった群像劇であり、どのエリアに思い入れがあるかで、物語から受ける印象も違ってくるだろう。 「FFIV」をオマージュした要素が多数登場  「暁月のフィナーレ」では月へ行くという筋書きからも「FFIV」がオマージュされている。月にいる新獣人のレポリットは、「FFIV」のハミングウェイ一族のオマージュで、同じように「フン、フーン」と歌いながらハミングする。レポリットが住まうベストウェイ・バローのBGMは、「街のテーマ」、この施設内で敵と遭遇した際にかかる曲は「FFIV」の戦闘曲と、「FFIV」ファンなら感涙ものに力が入っている。  「ゾットの塔」、「バブイルの塔」というはそれぞれインスタンスダンジョンとして登場する。どちらのダンジョンも登場するボスやBGMなどで、原作のイメージを生かした演出を楽しむことができる。  オマージュだけではなく、小ネタもあちこちに盛り込まれている。「漆黒のヴィランズ」で一部の人を困惑に叩き込んだジャイアントビーバーが出現したり、シャーレアン大学のクラフタークエストがかなりギャグ寄りになっていたりと、笑える要素もあちこちにちりばめられている。 使いやすく人気の「リーパー」とテクニカルな「賢者」  今回追加された新ジョブは鎌を使うDPSジョブ「リーパー」と、賢具を使って攻撃と回復を同時に行なうヒーラーの「賢者」。リーパーは、DPS初心者でも扱いやすく、派手な攻撃が楽しいジョブだ。鎌の大きな動きと細かい刃が舞い踊るようなエフェクト、流れるようなコンボが気持ちよく、操作するのが本当に楽しい。ただ、ダッシュ技が敵をターゲットせずに一定の距離を移動するというものなので、落ちるマップではけっこう落下する。  ゲーム内での設定では、魔法が使えないガレマール人が、ヴォイドの妖異と契約を結んで使役するという技で、ジョブクエストではガレマールの歴史の一端に触れることもできる。 【リーパージョブクエスト】  賢者は、学者と同じバリアヒーラー。ダメージを軽減するバリアを貼りつつ、インスタンスの回復技や、継続回復技で回復を行なう。使い勝手は学者に似ているので、学者に慣れている人にとっては使いやすいジョブだろう。  賢者はシャーレアンの伝統的なジョブであり、今回アルフィノも父親が使っていたという賢具を譲り受けて賢者にジョブチェンジする。賢者のジョブクエストでは、シャーレアン本国から派遣されてきたララー・ジンジャルという女性から、賢者のソウルクリスタルを授けられる。本来、賢者は賢学という学問を治めた人間に対する呼称で、長い勉強と訓練によって身に着けるものなのだそうだが、光の戦士はソウルクリスタルに選ばれることによってチート気味に能力を身に付けることができる。 【賢者ジョブクエスト】 ミニゲームは賛否あり。フェイスはストーリーを追体験しやすく改善  「FFXIV」では拡張パッケージごとに、新たなミニゲーム的要素が追加されているが、今回は「同行」という要素が入った。同行はその名の通りNPCを連れて移動するシステム。これまで「FFXIV」のクエストは、ある場所での会話が終わって移動するとき、NPCが先に消えてしまい、目的地で再開する現地集合現地解散の仕組みだった。それが一緒に行動してくれるのだから、ストーリーへの没入感は深くなる。途中、NPCたちと会話ができるエリアもあり、思い出を語りながら歩いたり、説明を受けながら街を回ったりと、いろいろなシーンで活用されていた。中でも筆者が特に思い出深いのは、レポリットと森を散歩するシーンだ。  ただ、急いでストーリーを進めるために移動にマウントを使った場合、同行が解除されてしまうという弱点がある。解除されてしまうとクエストが達成できないため、スタート地点に戻ってもう一度徒歩で目的地まで連れて行かなくてはならない。キャラクターと一緒にのんびりと歩きたいという人にとっては待ちに待っていた機能ではあるが、それがストレスになったという声も耳にした。  また、今回クエスト「寒夜のこと」の中で、ステルス移動が必要なミニゲームが導入された。ある理由で弱くなってしまった光の戦士が、隠れて敵を交わしながら脱出を図るというクエストだったが、難易度が高くクリアできない人が続出したため、パッチ6.01で「Easy」と「Very Easy」の難易度が引き下げられた。「Normal」難易度はそのままなので、歯ごたえを求めるなら多くのプレーヤーを苦しめた難易度を体験してみてほしい。 難易度の高かった「寒夜のこと」 サンクレッドとしての潜入任務クエスト 第一世界のなじみたちと邂逅するミニゲームもある  ほかにも、フェイスを伴う戦闘が「シナリオ」と「幻体」に分けられた。「幻体」はこれまで通り自分で育てていくNPC。「シナリオ」ではメインストーリーのパーティをそのまま再現できる。これまでは、メインストーリー進行中にしか組めないパーティを再現するには、「つよくてニューゲーム」しか方法がなかったが、「シナリオ」モードの追加によって気軽にダンジョンだけを追体験することができるようになった。 【フェイスの新UI】 […]

『FF14』ジョブ調整について、吉田Pの「罵詈雑言は控えてほしい」とのお願いが海外まで波及。フィードバックは言葉を選んで丁寧に –

スクウェア・エニックスが運営するMMORPG『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FF14』)において、プレイヤーから運営へのフィードバックについてプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏から発せられたコメントが話題になっている。1月9日に放送されたライブ配信「神木隆之介のRADIO MOG STATION 特別生配信『暁月の記憶』」において、吉田氏は一部プレイヤーからのフィードバックについて「ちょっと言葉が強すぎるかなと思うところもある」と言及。罵詈雑言は控えてほしいとお願いをしたことで、国内コミュニティはもちろん、海外掲示板Redditに立てられたスレッドにも多くのコメントが寄せられた。 罵詈雑言は控えてほしい 「神木隆之介のRADIO MOG STATION 特別生配信『暁月の記憶』」は、12月7日に発売された最新大型拡張ディスク「暁月のフィナーレ」について、出演者たちとネタバレ込みで語り合う配信だ。あらかたメインストーリーの感想や裏話について語り終わった放送終盤、サンクレッド役の中村悠一氏から、同氏のメインジョブであるナイトのジョブ調整について吉田氏へ突っ込みが入った。その会話中に吉田氏が「ナイトはちょっと火力上げたほうがいいかなと思っています」と発言すると、中村氏は食い気味に「上げたほうがいいです」と断言。パッチ6.05パッチノート公開時、ナイトの調整がなかったことに自身のTwitterで言及し、ガンブレイカーにジョブチェンジしてのエンドコンテンツ挑戦を明かしていた中村氏だけに、ナイトについてはかなり思うところがあったのだろう。 ジョブ調整についての話題のなか、吉田氏はフィードバックにおけるプレイヤーの言葉遣いに言及。「(ジョブ調整について)こうしてほしい、ここがWeakじゃないかと言っていただけるのはありがたい。ただ、罵詈雑言だけは……」「ちょっと言葉が強すぎるかなと思うところもある」「スタッフがへこんでしまって、『みんなのためにゲームを作るんだ!』とならなくなってしまう」と、なるべく柔らかい言い回しでフィードバックしてもらえるようプレイヤーにお願いした。 なぜこうした発言が生まれたのだろうか。『FF14』の最新拡張ディスク「暁月のフィナーレ」は、レビュー集積サイトMetacriticのPC版メタスコアは91、ユーザースコアは9.5と非常に評価が高い。しかし、Metacriticに寄せられている内容はほとんどがメインストーリーの内容を評したものであり、ジョブ調整については否定的な意見も多い。中村氏が放送内で指摘していたナイトはもちろん、他のロールでも苦い思いをしているジョブは少なくないのだ。 パッチ6.05におけるジョブ調整の問題 中村氏が指摘したように、タンクロール内ではナイトの火力が他タンクと比較して低いことが議論されている。そのぶんの補填としてかナイトはダメージ軽減アクションを他タンクジョブよりも1つ多く持っているものの、キャスターロールの赤魔道士に軽減スキルが1つ多く追加されたので、そこで帳尻を合わせればわざわざ火力の低いナイトを採用する理由はなくなってしまう。キャスターロールの調整がタンクロールにも波及しており、ロール間だけでなく全体でのバランス調整の仕方を疑問視する声もある。 火力面でいびつさが指摘されているのは、メレーロールとレンジロールだ。パッチ6.05現在、メレーロールではリーパーとモンクが頭一つ抜けて火力が高い。これら2つのジョブはパーティーメンバーの火力を上げるアクションを持った上で自身も高い火力を出すため、ピュアDPSである侍は立つ瀬がなくなってしまう。パッチ6.05での火力面での調整を期待していた侍だったが、調整項目は「射程」。詠唱が多いことを不満に持つプレイヤーは多かったものの、射程が足りないという意見はほとんど挙がっていなかったため、調整意図がわからず、不満を持った侍たちは大荒れした。 レンジロールは、本体火力もそれなりにあり、パーティーメンバーへの支援バフも豊富に持つ吟遊詩人の一強状態である。支援に特化した性能であるはずの踊り子だが、本体火力の低さとパーティー貢献度のバランスが悪く、エンドコンテンツでの採用率は低い。レンジロールの中では火力に特化しているはずの機工士も、性能を見ると吟遊詩人に及ばず不遇の時代を味わっている。 プレイフィールの悪さでは、召喚士と占星術師が挙げられる。召喚士は本体火力も振るわないため、支援性能が高く本体火力もそれなりにある赤魔道士に人口が移っている。また、占星術師はカード周りのプレイフィールが非常に不評だが、ヒール性能そのものは高い。「万魔殿パンデモニウム零式:辺獄編3層」ではヒールギミックをまるごと無視できるようなアクションを持つため、エンドコンテンツの採用率は低くない。しかし、そもそも特定ジョブが明確に有利なギミックがあるというコンテンツ自体の調整に疑問を抱く声もある。 これらのジョブ・コンテンツ調整のいびつさは、「性能が低いジョブがいるとコンテンツクリアが不可能になる」というレベルではない。どのジョブでも1月4日に実装されたばかりの「万魔殿パンデモニウム零式」の最終層を踏破しているプレイヤーは存在する。しかし、クリアしたとしてもジョブ性能の低さから、「あのジョブに着替えていればもっと早くクリアできたのでは」「このジョブで参加したことで、クリアまで周りの足を引っ張ってしまったのでは」と感じるプレイヤーも少なくないのではないだろうか。パッチ6.05で高難易度コンテンツ「万魔殿パンデモニウム零式:辺獄編」が実装され、ギリギリの戦いを求められるなかでジョブ調整のいびつさはより浮き彫りとなっているのである。 発言は海外にも波及 吉田氏の発言は、国内外のコミュニティで話題となった。海外掲示板Redditに立てられたスレッドには、吉田氏の発言について熱く意見はかわされており、2200件以上のコメントが投稿されている。意見はさまざまであるが、みな思うところがあるようだ。またこの発言に同意を示すゲーム開発経験者からのコメントも寄せられている。『League of Legends』など大型タイトルの開発に参加した経験もあるというJoanOfSarcasm氏が自身の見解を明示。 多くのゲーム開発者は、ユーザーに反応にナーバスになっているという。というのも、些細なことで罵倒された経験があるからとのこと。そうしたことから、ユーザーとは話したくないと望む開発者に、これまで多く出会ってきたとも語っている。もちろん、フィードバックによってゲームのクオリティが向上することは少なくない。しかし、伝え方を間違えれば、ゲーム開発者の人格攻撃へと繋がり、彼らが改善を望んでいるとしても否応なく心を折ってしまう結果にもなりかねないのである。また同氏は運営型ゲームは規模が大きく複雑で変更には多くの承認がいるという。またパッチの提出には(コンソール版の場合)コンソール会社の承認も必要なので、修正や仕様変更をするにあたっても時間がかかるとも言及した。ユーザーを怒りは、開発者の要望を受けてからの反応の悪さやそうした空白期間から生まれやすいが、急いで対応した時ですら時間はかかると示唆しており、こうしたプロセスを改善するのは難しいともフォローを入れている。 自身のジョブが不遇であることへの憤りや、調整不足に対する不満から、ジョブバランスについてフィードバックをする際に語気が荒くなってしまうことは想像に難くない。しかし、ジョブ調整担当者の人格を否定したり、罵詈雑言を織り交ぜたりすることは、果たしてフィードバックに必要なことだろうか。吉田氏は現状について意見すること自体を封殺したいわけではなく、あくまで言い回しについて苦言を呈しているのである。遊んでいて面白くないと感じた部分や、こうすればもっと良くなるのに、という意見はどんどん送るべきだが、言葉選びには注意を払う必要がある。 『FF14』はこれまで、PLLでの発信や公式フォーラムへの投稿など、プレイヤーと開発者がお互いに意見を交わしあうことで成長を続けてきた。しかし、このところはプレイヤーから開発スタッフへの語気の荒さから、成長の好循環が崩れつつあるのかもしれない。「相手に意見すること」は「相手を否定すること」ではない。健全なコミュニティ運営のため、プレイヤーからのフィードバックは丁寧な言葉を選んで伝えていこう。 © 2010 – 2022 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. 著者: ” — [source_domain] ”

【レビュー】「AVアンプでオーディオ」から、ラックスマン2chアンプ買ったら“たまげた” – AV Watch

ラックスマンの「L-505uXII」 スピーカーで音楽を聴くとき、どんなアンプを使っているだろうか。筆者は、オーディオを好きになってかれこれ24年、ずっとAVアンプでのみ鳴らしてきた。リアルな話、単品のスピーカーを購入しても、鳴らすのは小型のデスクトップオーディオ向けのアンプか、AVアンプという方も多いのではないだろうか。 昨今のAVアンプはフロント2chの音楽再生能力も高く、ネットワークに対応していたりと機能性も高い。筆者も長らくAVアンプでのドライブに大きな不満もなかったのだが、その他のシステムが古く、最新のハイレゾフォーマットにも対応できない状況で、そろそろ大胆にリニューアルしたいと思っていた。 そこで、オーディオラックを購入し、リファレンスとなるUSB-DACを新規導入し、Soundgenicを直接接続。どうせなら、フロントスピーカーをよりハイグレードな音で鳴らしてみたいと考えた。 そこでプリメインアンプである。それも、ハイエンドオーディオの入り口に足先を突っ込むくらいの背伸びをしてみたい。ハイエンドの世界は数百万円から、中には数千万円する製品すらある。価格に対しての印象は人それぞれだが、ハイエンド製品は「いつかは所有したい夢の世界として存在する」ことに意味があり、市場の活性化や製品の性能底上げには欠かせない存在だ。 筆者は世界中の製品が集まる展示会で音を聴いてはウットリし、優麗な外観に見とれながら20代~30代を過ごしてきた。そんなハイエンドの世界に憧れてきた私が選んだアンプは、国産高級プリメインアンプでは有名ブランドのひとつ、ラックスマンの「L-505uXII」だ。ラックスマンのプリメインアンプでは、最も手の届きやすいスタンダードモデルである。 L-505uXIIとは? ラックスマンは1925年のラジオ放送の開始と共に創業したというから、その歴史はとても古い。戦前から存在する超老舗のメーカーだ。L-505uXIIは、2011年に発売されてロングセラーとなったL-505uXの後継モデルとして2017年に発売された。価格は税抜き26万8,000円。4年以上経った現在でもラックスマンのエントリークラスのプリメインアンプとして高い人気を誇っている。 「L-505uXII」の入力端子部 入力端子はアナログライン(RCA)×4、Phono(MM/MC)×1、XLRバランス×1、録音入出力×1、セパレート入出力×1。スピーカー端子はA/Bの2系統あり、2種類のスピーカーを切り替えたり、バイワイヤ接続のスピーカーにも対応。ヘッドフォン出力も備えている。 定格出力は100W×2ch(8Ω)、150W×2ch(4Ω)で、消費電力は270W(無信号時:85W スタンバイ時:0.4W)。 スピーカー端子はA/Bの2系統 L-505uXからの進化点として主なものは、独自の増幅帰還回路ODNFがODNF2.3からODNF4.0にバージョンアップ。プリアンプ回路の出力段を同社プリアンプのトップエンドモデル「C-900u」と同等のディスクリートバッファ回路にグレードアップ。低抵抗値の大型スピーカーリレーをパラレル構成で搭載し、配線パターンの低インピーダンス化と合わせて、ダンピングファクターを従来の180から210に向上させた。 ODNF4.0 ディスクリートバッファー回路 これらの変更により、SNが改善され、音の立ち上がりの鋭さが向上、スケール感やスピーカーのドライブ能力もさらに磨きを掛けたそうだ。 また、ユーザーとして嬉しいポイントは、ラックスマン独自のプレミアム延長保証制度があること。標準2年間のメーカー保証が延長保証登録により5年追加され、計7年間に延長される(トランジスターアンプ、DAコンバーター、クリーン電源システムが該当製品)。 製品購入後、延長保証登録申請書をメーカーに送付すると、クラブラックスマンカードというメンバーズカードが送られてくる。アンプは、故障があまり発生しないと思うのだが、それでも7年間というのは驚きだ。顧客へのサービス精神はもちろん、製品への高い自信の表れだと思う。 なぜL-505uXIIを選んだのか 簡単にL-505uXIIの概要を説明したが、このアンプを選んだ“決め手”は何だったのか。筆者がプリメインアンプに求めた必須機能は以下の通りだ。 USB DACからXLRケーブルでバランス接続ができる オーディオインターフェースからのバランス接続(TRS⇒XLR)を受けられる AVアンプ(AVR-X6300H)からのプリアウトを接続できる(パワーアンプ部に直接入力できる) 1点目は、USB DACの「NEO iDSD」がXLRのバランス出力を備えており、メーカーが推奨する接続をしたいため。2点目は、同じ部屋にある音声録音のためのDAWシステムからモニターアウトを繋げるため。3点目は、同じスピーカーを音楽に映画、ゲームとあらゆる用途で共有するためだ。 2点目を満たすためには、XLR入力が2系統ある製品を選ぶ必要があるが、価格面から早々に妥協することになった。そもそもXLR入力を1系統備えつつAVアンプのプリアウトを接続できるプリメインアンプが結構なお値段なのだ。国内主要メーカーを調べたところ、税込みでA社は66万円、B社は36万円、C社は46万円、D社は38万円……と、当初の予算である20万円台を超過していた。 XLR入力が2系統あるアンプは、当然のようにどのメーカーでもまったく手が出ない価格帯。やむを得ず、オーディオインターフェースからの出力は、従来通り同軸デジタルを使うことし、将来の課題とした。ちなみにXLR入力さえ妥協すれば(RCA入力のみにすれば)、手の届きやすい価格帯にラインナップが存在する。AVアンプとの併用は各社とも重視しているようだった。 「L-505uXII」の背面。XLR入力は1系統 3点目の「AVアンプからのプリアウトを接続できる」については、ほとんどのAVアンプにPRE OUTの機能が備わっているので、AVアンプをご利用の方は、「使ったことはないけど存在は知っている」機能として認知されているかもしれない。PRE OUTの端子は、AVアンプのマニュアルを見ると「外部パワーアンプを接続して音のグレードアップを図る」みたいな用途で書いてある。AVアンプによっては、内部パワーアンプではチャンネル数が足りないスピーカーを鳴らすためにPRE OUTを活用するケースもあるだろう。 今回、筆者が実現したいのは、フロントchのクオリティ底上げだ。音楽のみならず、映画やゲームまでマルチに使う環境において、プリメインアンプとAVアンプが連携することは自然な流れだった。AVアンプからはPRE OUTのみが出力として存在しており、LINE OUT(固定出力)ではない点に注意が必要である。簡潔に言うと、ボリュームはあくまでAVアンプ側で調整する。それもそのはず、マルチチャンネルで鳴らすAVアンプにおいて、フロントスピーカーだけLINE OUT(固定出力)で出力したら、他のサラウンドスピーカーとのボリュームのバランスはどうやって取ればいいのか。極めて困難になるはずだ。 基本をおさらいすると、プリメインアンプは“プリ機能を有したメインアンプ”だ。メインアンプとはパワーアンプの別名で、プリ機能は入力セレクターとボリューム調整機能のことと解釈してくれればよい。そんなプリメインアンプに、ボリューム調整が済んだ信号が送られてきたら……上手く音量が取れない事態になってしまう。 よって、メーカー各社は「MAIN IN」や「POWER AMP IN」や「EXT.PRE」といった専用の入力を設けて、プリメインアンプのプリ部をパスして直接パワーアンプに信号を送り込むための機能を設けているのだ。この機能は、パワーアンプダイレクトとか、メインダイレクトとか、プリ/パワー分離とか、いろんな名称で呼ばれていて、初めての人はちょっと混乱するかもしれない。 チェックポイントは、ボリュームをパスしてパワーアンプに直接信号を送れる入力端子が存在するかどうか。製品説明や公開されているマニュアルを見るとわかるはずだ。ちなみにL-505uXIIは、「セパレート」という名称のスイッチがあり、このボタンを押すと、入力セレクターやボリューム、トーンコントロールなどをバイパスして直接パワーアンプにMAIN INからの信号を送ることができる。 「L-505uXII」のプリアウトとMAIN IN ということで、各種必須機能を頭に置いて、国内メーカーを中心に検討したところ、縁あってラックスマンのアンプを事前に試す機会に恵まれ、そのサウンドに納得。導入に至った。 いよいよ自宅で鳴らしてみる 自宅に届いた外箱を見てびっくり。たった2つのスピーカーを鳴らすための機材が今まで買ったどのオーディオ機器の箱より大きい。アンプの外形寸法は440×454×178mm(幅×奥行き×高さ)だ。ノンツイスト構造のラックスマン標準電源ケーブル「JPA-10000i」も付属する。 本体のルックスは、ハイエンドのオーディオアンプという佇まい。正直、渋いなと思ったが、各部の質感はとてもリッチで、ツマミやボリュームの操作は手応えもしっかりしていて満足感はある。 説明書も豪華かつ紙が上質で高級感がある 正面の2つの針式パワーメーター、これはプリメインアンプに馴染みのない方には新鮮だろう。ボリュームに応じて、針がリアルタイムに振れる。出力パワーのメーターなので、スピーカーから音を大きく出すとその分揺れ動く。LED照明はブルーの穏やかな光でムードがある。もちろんON/OFF可能だから暗室利用にも安心だ。 「L-505uXII」の背面。スピーカーターミナルがシンメトリーに配置されていてグッド […]

ASCII.jp:アスキーゲーム:新たに登場するUR武将も公開!「『三國志 覇道』公式生放送 #ハドウへの道! 第11回」が1月18日21時より配信決定

1月アップデートと新登場武将を公開予定 2022年01月07日 19時05分更新  コーエーテクモゲームスは1月7日、同社が運営するスマートフォン用MMO戦略シミュレーションゲーム『三國志 覇道』について、生放送番組「『三國志 覇道』公式生放送 #ハドウへの道! 第11回」の実施を決定。配信日時は、2022年1月18日21時からとなる。  番組では、お馴染みのメンバーである三国志通の箱崎みどりさん(ニッポン放送アナウンサー)と『三國志 覇道』で曹真(そうしん)や張繍(ちょうしゅう)を演じ、本作の熱心なプレイヤーでもある声優の松本忍さんが登場。  『三國志 覇道』伊藤幸紀プロデューサー、MCの植松哲平さん(ラジオDJ)と4人で楽しく番組を進行していく。新たに登場するUR武将やゲームアップデートなど最新情報を発表予定だという。 『三國志 覇道』公式生放送 #ハドウ への道! 第11回 『三國志 覇道』公式生放送 #ハドウへの道! 第11回 概要 番組名:『三國志 覇道』公式生放送 #ハドウへの道! 第11回
放送日時:2022年1月18日21時~22時30分(予定)
出演者:
 ゲスト:
  松本忍さん(声優)
  箱崎みどりさん(ニッポン放送アナウンサー)
 MC:植松哲平さん(ラジオDJ)
 『三國志覇道』プロデューサー:伊藤幸紀氏
放送URL:
 ・YouTubeライブ
  https://youtu.be/rKSobrpRh38
 ・Twitter
  https://twitter.com/i/broadcasts/1MnGnkWdVryJO   【ゲーム情報】 タイトル:三國志 覇道
ジャンル:MMO戦略シミュレーションゲーム
配信:コーエーテクモゲームス
プラットフォーム:
 ・iPhone 6s、iPad mini 4 以後のモデル(iOS9.0以上)
 ・Android5.0 以上、メモリ(RAM)2GB以上の端末
 ※ 一部機種を除く
 ※ 一部端末に関しては、対応OSバージョン以上でも動作しない場合があります
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任天堂が「マリオカート9」の開発に取り組んでいるという報道 – GIGAZINE

2022年01月08日 17時02分 ゲーム 東京を拠点に活動するゲーム産業コンサルティング企業・Kantan Gamesのセルカン・トトCEOが、人気レースゲームシリーズであるマリオカートの新作となる「マリオカート9」(仮称)の開発に任天堂が取り組んでいると独自に入手した情報をベースに予測しています。 What happens to gaming in 2022? Analysts offer their predictions | GamesIndustry.bizhttps://www.gamesindustry.biz/articles/2022-01-05-what-happens-to-gaming-in-2022-analysts-offer-their-predictions Mario Kart 9 in active development, industry consultant says • Eurogamer.nethttps://www.eurogamer.net/articles/2022-01-07-mario-kart-9-in-active-development-industry-consultant-says 任天堂の家庭用ゲーム機兼携帯ゲーム機でもあるNintendo Switchは、2017年3月に発売されて以来、累計販売台数が9200万台を超える大ヒットを記録しています。Nintendo Switch向けに登場したマリオカートシリーズの最新作である「マリオカート8 デラックス」は2021年9月末時点で累計販売本数が3874万本を突破しており、「あつまれ どうぶつの森」や「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」以上の販売本数を記録しています。 マリオカート64ぶりにNintendo Switchで「マリオカート8 デラックス」に挑戦したら不変の楽しさに感動した – GIGAZINE マリオカート8 デラックスは任天堂が2021年11月に公開した2022年3月期第2四半期(2021年7~9月)における販売本数が334万本を記録しており、記事作成時点でも好調な販売を続けていることが明らかになっています。 そもそもマリオカート8 デラックスはWii U版マリオカート8のNintendo Switch向け移植版であるため、Nintendo Switch向けに完全新作のマリオカートが登場するのか否かについてはファンの間でも意見が分かれていました。 そんな中、ゲーム業界でコンサルタントとして働くトト氏が、任天堂がマリオカート9(仮称)を開発中であり、2022年に同タイトルを発表すると予測しています。トト氏によるとマリオカート9には新要素が加えられているとのことですが、その詳細は不明です。 なお、「マリオカート ダブルダッシュ!!」では2人乗りカートでのタッグプレイ、「マリオカート Wii」ではWiiハンドルでのモーションコントロール操作、「マリオカート7」ではカートでの滑空、マリオカート8では反重力エリアといった新要素が登場しており、一部の新要素は最新タイトルでも採用されています。 この記事のタイトルとURLをコピーする 著者: ” […]

Steamで無料Lo-Fi癒やしゲーム『Chill Corner』が人気。ネコのいる部屋を眺めるだけの、インタラクティブ作業用BGM –

Steamにて、とある癒やし系のアプリケーションが人気上位となっているようだ。『Chill Corner』は、昨年12月18日に配布開始されたリラクゼーションゲーム。対応プラットフォームはPCで、無料にてダウンロード可能。日本語にも対応している。    『Chill Corner』の内容はシンプルだ。画面には立方体状の小部屋が映し出されている。バックには心休まるLo-FiのBGM。室内には、ごろごろとくつろぐペットが一匹と、住民キャラクターが一人何らかの作業をしている。ではこのキャラクターを操作して謎解きをするのかというと、そういうわけではない。ただワンルームで、一人と一匹が過ごす時間を眺め続けるだけなのだ。  部屋の環境はさまざまに変更することができる。たとえば天候が晴れのときは外から鳥のさえずりが聞こえるし、雨にすればしとしとと降りしきる音がBGMに加わる。ときには雪の日に設定して、しんと冷え切った空気を想像してみるのもいいだろう。部屋の内装としても寝室やリビングなどが選択可能だ。  ゲーム的な要素としては、本作を起動して放置しておくと、徐々に「チルタイム」と呼ばれる通貨が貯まっていく。これを消費することで、部屋のなかに置ける観葉植物やアクアリウムなど、さまざまな家具を入手することが可能だ。家具によっては、クリックで水やりができるなど、ささやかなインタラクト要素があるものも。部屋を完全な空き家にしてスタートすることもできるため、好みの部屋をコーディネイトすることもできそうだ。本作で流れる楽曲は、デフォルトのアルバムでも22曲を収録。そのほか、有料DLCとして新たなアルバムを買うこともできる。   ほぼゲーム要素を削ぎ落したミニマルな作品ながらも、本作は配布開始から3週間で1000件以上のSteamストアレビューを獲得。ステータスは非常に好評となっており、Steamの話題の新作にも顔を出している。無料ということもあり、多くの人が手を出しているのだろう。レビューとしては、作業用BGMとしてバックグラウンドで起動させている人が目立つ。本作には一定時間経過後にアラームを設定できる機能もあるため、仕事や勉強に集中するツールとして使用している人もいるのだろう。  ただし本作については当初、問題点も指摘されていた。人によってはGPU使用率が非常に高くなるようだ。一見、負担のかかる演出はまったく見られないものの、Steamストアレビューによれば、GPU使用率50%以上を示すケースもあったようだ。このことから、一部のユーザーからは暗号通貨マイニングツールではないかとの疑いもかけられていた。  こうした懸念に対し、公式から声明が出されている。いわく、バージョン1.0.5以前には、ゲームはつねにグラフィックモード「ウルトラ」で稼働しており、fpsにも上限がなかった。そのためGPUの使用率が高くなり、とくにハイエンドVGAにてその傾向が顕著だったという。開発者いわく、これはUnityゲームのデフォルト設定であり、デベロッパーが制御できる範疇にはないとのこと。    バージョン1.0.5以降はグラフィッククオリティとfpsの上限を変更可能となったため、プレイヤーの環境にあわせたセッティングが可能となった。試しに実証したところ、筆者のミドルスペックGPU(NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER)の場合、デフォルト設定の「画面サイズ1280×800、グラフィック品質「高い」、60fps」でGPU使用率9%程度。最高設定の「画面サイズ1920×1080、グラフィック品質「ウルトラ」、120fps」でGPU使用率33%であった。用途と自身の環境に合わせて調整するといいだろう。  『Chill Corner』はSteamにてPC向けに無料配布中だ。  著者: ” — [source_domain] ”

『Battlefield 2042』開発側スタッフが「休暇は休ませて」と発言し反発呼ぶ。海外コミュニティ一時閉鎖の危機 –

『Battlefield 2042』の開発側スタッフが1月6日、開発チームの年末休暇中に寄せられたユーザー意見に対して、SNS上で苦言を投稿した。同投稿には瞬く間に同作ユーザーの反発を呼び、大規模コミュニティが一時閉鎖する危機に瀕している。 『Battlefield 2042』は、マルチプレイFPS『Battlefield(バトルフィールド)』シリーズの最新作。本作は昨年11月19日のリリース以降、ユーザーから不具合の指摘やゲームプレイ面への不満が相次いでいた。Steamユーザーレビュー評価でも苦戦しており、記事執筆現在のレビュー8万4261件中で、好評は33%。多くのユーザーがSNS上などで本作の改善を求める様子も見られる。 開発元EA/DICEも改善に動いており、リリース後間もなく複数のアップデートを配信。昨年12月9日に配信された「アップデート#3.1」では、ユーザーのフィードバックが色濃く反映されていた。同アップデートをもって、開発チームは一旦年末休暇へ。ユーザーは年明けまでアップデートを待つこととなった。そして年は明け今年1月6日、EA側スタッフが投稿したとあるツイートが、不満を抱えて待つユーザーたちに火を点けてしまった。 発端となったツイートを投稿したのは、EAのIntegrated Communications部門でグローバルディレクターを務める、Andy McNamara氏。同部門は、EAとコミュニティやユーザーを繋げる、いわゆる広報やコミュニティマネージャーのような役割だ。問題となった投稿は、休み中に寄せられた一部ユーザー意見に声に苦言を呈する内容だった。 同氏は休暇から仕事に戻り、海外掲示板RedditおよびTwitterをチェック。休暇中に寄せられた「アップデートや発表がない」とのユーザー意見を目にしたようだ。McNamara氏は「人には休息が必要」だと伝え、またアップデートの配信には、入念な準備と開発期間が必要であると述べた。また、「ファンを愛しているが、そこまで期待するのは残酷だ」とコメント。つまり、年末休暇も返上しての対応を求められる点について苦言を呈したのだ。そして、同氏の言葉はユーザーを刺激する結果となってしまった。ツイートにはユーザーからの批判が寄せられ、同氏は後に該当の投稿を削除。「意図が伝わらなかった」として謝罪のツイートをしている。 Deleted the tweets. Seems my message wasn’t clear. Apologies. — Andy McNamara (@TheRealAndyMc) January 6, 2022 しかし、McNamara氏の発言は、既にRedditの本作コミュニティ/r/battlefield2042にまで波及してしまっていた。同掲示板には、McNamara氏のツイートのスクリーンショットが投稿され、ユーザーの批判の声が殺到したのだ。前述の通り、本作についてのユーザーの改善要望は絶えることがない。さらに、年末休暇でのアップデート休止も挟んでいる。そこへ来て、開発側であるMcNamara氏の苦言が投じられて不満が爆発したユーザーも多かったのだろう。また、同氏の発言が、ユーザーの意見に対する否定だと受け止める声も散見される。 そして事態は、同コミュニティの一時閉鎖を視野にいれた危機に至っている。1月7日には/r/battlefield2042モデレーターチームが「有害(Toxic)な投稿が続くようであれば、掲示板を一時閉鎖せざるをえない」と同掲示板にて発表したのだ。モデレーターチームは、掲示板利用者や開発側の個人に向けた、中傷や嫌がらせのコメントが投じられていると指摘。このまま事態が悪化すればコミュニティが機能不全に陥るとして、あらゆる手段を講じて有害なコメントの抑制をおこなうと表明した。また、この方針が気に入らなければ、ほかにコミュニティを作ってほしいと語っている。一方で、同スレッドには反発のコメントが多数寄せられている。 今回は、McNamara氏の発言が火種となり、大規模コミュニティ閉鎖の危機にまで発展している。その理由としては、開発者への攻撃的な投稿が多いからだろう。不満が募ったとしても、個人を対象にした誹謗中傷は許されない。しかし、ユーザーには意見を述べる権利があり、どこからが有害な投稿で、どこからが適切なフィードバックかの線引も難しい点だ。/r/battlefield2042モデレーターチームは、今後どのように采配を下すのだろうか。EAとDICEとしては、とにかくアップデートによって答えを出すほかないだろう。 著者: ” — [source_domain] ”

PS4『Days Gone』開発者、『ゴースト・オブ・ツシマ』売上報告にすねる。「俺の時は失望された」として –

ゲーム開発者のJeff Ross氏は1月6日、自身のTwitterアカウントにてある不満を吐露した。同氏が携わった『Days Gone』について、『ゴースト・オブ・ツシマ』と扱いが違うというのだ。その背景には、自身が携わった作品への思い入れと、当時のスタジオ上位組織の対応があるようだ。   『Days Gone』は2019年、PS4向けに発売された1人プレイ用ゾンビサバイバルゲーム。開発を担当したのはSIE Bend Studio(現在PlayStation Studios傘下)だ。同作は、昨年にはPC版としても展開され、記事執筆現在のSteamユーザーレビューでは1万9231件中で93%が好意的な「非常に好評」との評価を得ている。一方で、同作はPS4のリリース当時には評価が大きく分かれる作品でもあった。最適化不足やバグの多さなどが指摘され、評価集積サイトMetacriticにおいてはPS4版が100点満点中で71点と、大型タイトルとしてはやや低め。一部ファンの心を掴みつつも、評価としては苦戦傾向にあったタイトルなのだ。 Jeff Ross氏はかつてBend Studioに所属し、『Days Gone』にはゲームディレクターとして携わっていた人物だ。同氏は2020年末をもって同スタジオを離れることを発表していた。しかしながら、スタジオを離れた後も『Days Gone』には強い思い入れがあるようだ。同氏のTwitterアカウント上では最近もしばしば同作について語ったり、ファンの投稿をリツイートしたりする様子が見られる。そんな同氏が本日、“恨み言”とも取れる心情をツイートしたのだ。きっかけは、人気オープンワールドアクション『ゴースト・オブ・ツシマ』の売上800万本突破の報だった。  At the time I left Sony, Days Gone had been out for a year and a half (and a month), and sold over 8 million copies. It’s since gone on to sell more, and then a million+ on Steam. Local studio management […]

ASCII.jp:アスキーゲーム:『アークナイツ- 明日方舟 -』2周年を記念した特設サイトが公開!1月9日19時より公式生放送も配信決定

特設サイトでは2周年のキービジュアルも公開中 2022年01月05日 16時55分更新  Yostarは1月5日、アプリゲーム『アークナイツ – 明日方舟 -』の2周年を記念した特設サイトを公開。さらに、2022年1月9日19時より、「アークナイツ2周年記念公式生放送」を実施すると発表した。 ▼特設サイト
https://2ndanniv.arknights.jp ■「アークナイツ2周年記念公式生放送」(2022年1月9日19時~) 以下、リリースより。 2周年を記念して特設サイトをオープン!キービジュアルも公開!  いつもアークナイツを応援いただき有難うございます。おかげさまでアークナイツはまもなくリリース2周年を迎えます。これを記念して、特設サイトを公開いたしました。  特設サイトでは、2周年のキービジュアルを公開しています。今後、2周年に関する情報を随時更新予定ですので、ぜひご確認ください。 2022年1月9日19時より「アークナイツ2周年記念公式生放送」配信決定!  アークナイツのリリース2周年を記念して、「アークナイツ2周年記念公式生放送」の配信が決定いたしました。  本番組は、MCに山口慧さん、ゲストに石上静香さん、高森奈津美さん、伊織もえさん、佐倉薫さん、島﨑信長さんをお迎えし、ゲーム内の振り返りや最新情報などたっぷりお届け予定です。  さらに生放送中に「#アークナイツ2周年SP」をつけてTwitterで投稿すると、番組内であなたのツイートが表示されるかもしれません。放送中はぜひハッシュタグをつけて感想を投稿してください。ドクターの皆さまの投稿をお待ちしています。 【番組情報】 ▼配信日時
2022年1月9日19時~予定 ▼出演者(順不同)
山口 慧さん(MC)
石上 静香さん(チェン役)
高森 奈津美さん(グム/ムース役)
伊織 もえさん(公式コスプレイヤー)
佐倉 薫さん(アンドレアナ役)
島﨑 信長さん(ゲスト)
横山 俊輔氏(YostarアークナイツPR担当) ▼配信媒体
・YouTube
視聴ページはこちら(https://youtu.be/ZLqYW7Y07-E)
・Twitter
 Twitterでの配信は、配信当日にアークナイツ公式Twitterアカウント(@ArknightsStaff)にて投稿される番組開始ツイートよりご視聴いただけます。 ※番組内容、配信時間、出演者等は予告なく変更になる場合がございます。 「2周年キービジュアルA5アクリルスタンド」が抽選で5名様に当たる生放送連動Twitterキャンペーン開催!  「アークナイツ2周年記念公式生放送」の生配信と同時に、Twitterキャンペーンを開催いたします。  抽選で5名様に、「2周年キービジュアルA5アクリルスタンド」をプレゼントいたします。2周年のキービジュアルは特設サイト(https://2ndanniv.arknights.jp)でも掲載されていますので、ぜひご覧ください。たくさんのご応募、お待ちしております。 ▼応募方法
①アークナイツ公式Twitterアカウント(@ArknightsStaff)をフォロー
②上記アカウントから投稿される番組開始ツイートをリツイート ▼応募期間
番組開始ツイートの投稿~番組終了まで
※アークナイツ公式Twitterアカウントのフォローを外されていた場合、当選後にご連絡が取れない場合など、応募を無効とさせていただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。   【ゲーム情報】 タイトル:アークナイツ – […]

ファンタジー基地建設戦略シム『King under the Mountain』―『Prison Architect』や『RimWorld』と同じアートスタイルがぴったりなので採用【開発者インタビュー】(Game Spark)

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Rocket Jump Technology開発、PC/Mac/Linux向けに11月24日に早期アクセスが開始されたファンタジー基地建設戦略シミュレーション『King under the Mountain』開発者へのミニインタビューをお届けします。
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本作は、ファンタジー世界が舞台の基地建設戦略シミュレーション。まずは小さな村づくりから始まり、プレイヤー自身の王国にまで成長させていきます。様々なプレイが可能で、…