「犬サイズの巨大サソリ」が4億年以上前の古代の海を歩いていたことが判明

サソリというと、たいていの人は長さが数センチ、大きくても10センチ程度のものを思い浮かべます。しかし、新たに発表された新種の化石により、今から4億年以上前の地球の海には体長が1メートルにもなるウミサソリが、これまで考えられていたよりも広い範囲に生息していたことが分かりました。続きを読む……

なぜ鳥は酸素の薄い地上8000メートルの高高度でも飛行可能なのか?

カザフスタンやインドに生息するインドガンという鳥は、世界で最も高い山であるエベレスト付近、高度8500メートルのヒマラヤ山脈上空を飛行しています。酸素の薄いこのような環境を生き残れる鳥類の肺がどのようにして生まれたのか、科学系メディアのNautilusが解説しています。続きを読む……

「サメに噛まれたときの応急手当方法」をオーストラリアの医師が解説

サメというと人類を襲うイメージがつきものですが、オーストラリアでは実際にサメが人間を襲う事例が増えており、時には死者が出てしまうことさえあります。サメによる主な死因が主な死因が下肢からの出血によるものであることに目をつけたオーストラリア国立大学医学部のニコラス・テイラー副学部長が、サメに下半身を噛まれたときの最適な応急手当方法を研究し、発表しました。続きを読む……

「ゾウの8倍重い」「かみつく力がティラノサウルスの10倍」などスケールがデカすぎる古代の超巨大サメ「メガロドン」にまつわる7つの伝説

脊椎動物としては最も長命なニシオンデンザメや、世界最大の光る脊椎動物であるヨロイザメなど、サメには驚異的な能力や特徴を持つものが多く存在します。そんな中でも、捕食動物としては史上最大級の体格を持っていたとされる古代の巨大サメ「メガロドン」について、科学系ニュースサイトのLive Scienceが解説しています。続きを読む……

「LEDライトの光を蓄えて暗闇で光る植物」を科学者が開発、何度も光を当てて再チャージすることが可能

「太陽やLEDライトなどの光を吸収して暗闇で光る植物」を、マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが開発しました。葉に特殊なナノ粒子を埋め込んだ植物は、わずか10秒間のチャージで数分間にわたって明るく光ることが可能であり、以前に開発された光る植物より10倍も明るい光を生成できるとのことです。続きを読む……

山火事の影響で「オーストラリアより広い範囲でプランクトンが異常発生」したことが判明

オーストラリアでは2019年から2020年にかけて大規模な山火事が発生し、人間や動植物に甚大な被害が及びました。山火事の影響は陸地にとどまらなかったようで、衛星が記録したデータなどを基にした新たな研究により、南アメリカとニュージーランドの間に広がる南極海北部で「オーストラリアより広い範囲で植物プランクトンの異常発生が起きた」ことが判明しました。続きを読む……

腸内細菌は薬を「蓄積する」ことが新たに判明、薬の効果を低下させる可能性あり

人の腸には腸内細菌叢と呼ばれる、健康と病気に影響する何百種類もの細菌のコミュニティが存在します。腸内細菌叢の組成は人によって大きく異なり、肥満、免疫応答、メンタルヘルスなどのさまざまな状態に関連していることがこれまでの研究で示されていますが、新たに、人間用の薬を腸内細菌叢の細菌が「蓄積する」ことが実験で示されました。細菌による薬の蓄積は薬の効果に影響する可能性があるほか、蓄積された薬により腸内細菌叢が変化する可能性も示唆されています。続きを読む……

オウムが欠損したクチバシの代わりに道具を使う様子が確認される

ニュージーランドの固有種であるミヤマオウムは、過去の実験により「確率の概念を理解する」という能力を持つということが明らかになっています。高い知能を持つこのオウムですが、新たに「欠損したクチバシの機能を道具で補う」という様子が確認されました。続きを読む……

今後6年でマンモスを復活させるプロジェクトが16億円超の資金調達に成功

保存状態のいい化石から収集したマンモスのDNA配列をアジアゾウのゲノムに挿入し、「象とマンモスのハイブリッド」を作成するスタートアップ「Colossal」が立ちあがりました。マンモスのように毛に覆われているというこのハイブリッド生物を繁殖させ、北極圏に解き放つことで、地球温暖化を低速化できると考えられています。続きを読む……